Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

yoyo

『シン・エヴァンゲリオン劇場版』

2021.08.13 16:02

観ているあいだ「どういう意味」「分からん」という会話を十回ぐらいした。全然分からなくても、すごい、というか今見せられているものは、自分には分からない必然の上に成り立ってるんだろうなと納得させられるものがあった。最後の、アニメ版の演出の引用からのカラー転換、からの実写、からのエンディングとか、ほんと全然分からないのにすご~~~って思ったし、最後は「あー面白かった」で終わるの。


個人的にはミサトさんがシンジくんが初号機に乗る前に「この子の責任はすべて私がとります」と言ったところですでにクライマックスというか、たどり着くべきところにきたなあという感じがした。大人の庇護のもとで自分の意思で行動するのが子どもの権利なんだよね。それが14才だもの。


受け取るすべての現実は、自分なりのフィルター通したら真実になる。一人一人に真実があって、対話することでそれを分かりあうことができる。っていうあたりが思った以上に希望的で道徳的だった。対話が解決というのも、そうなんだけど。


他にも観ている最中に、映画自体でなく、自身の内に潜って色々と考えることがあり(不完全でも生きる意味とは…父母と子とは……みたいな)抽象画をみているときみたいな気分になった。