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ツアーガイドという仕事

2017.02.11 15:10

ケニアからの移動途中に、Arushaという街に2日泊まりました。周辺にンゴロンゴロ公園、セレンゲティ国立公園、キリマンジャロ山などがあり、観光が非常に盛んなエリアです。

ケニアとの国境沿いの街からバスで2時間ほど。

どこのエリアでもそうだと思うけれど、バスが着いた瞬間に群がってくる人人人...の多さがとてもヤバかったです。。

僕は諸事情あってノープランでノコノコとこの街に来てしまったので、その日の宿と移動手段を確保する必要があったのですが、ここでの見極めがとても重要です。

多くの声がけをくださる方の中から、僕はFeruzaさんというガイドの方に案内をお願いしました。(かなり仲良くなりました)



さて、タイトルのツアーガイドの仕事について、です。

彼の提案するプランは、4日間ずっと引率がいて

4人で26~28万円ほど※1人600ドル(約6万)

頭数が増えれば安くなります。

コックやキャンプ用品などを携行して付き添ってくれるガイドを雇うため

1人で行こうとするとこの費用を全て負担する羽目になるそうですが。


彼に聞いたところ、

「僕らのガイドツアーに来てくれる客は1ヶ月に1回くらいのペースしかない。あとは、観光客が次の目的地に行く際にバス会社を案内して、その際の僅かな手数料をもうらだけなんだ。」とのこと。

空いた日程(25日間ほど。。?)は、英語の勉強など語学の習得にアテているそうです。

ただ、ガチの観光客って元々WEBで検索して予約してスケジュール組んでくるはずなので、僕のようなぽっと出の人間を捕まえてのビジネスはなかなか難しいはずです。

(彼はWEBサイトなどのツテを持っていないらしい)


そして何故か、同行してもらっている間は、食事やタバコなどは全て奢る形になりました。

地元の周りを色々と案内してくれたり、スマホのプレチャージなど手伝ってくれたので必要経費だと割り切りましたが。



話を戻して、

なんのツアーガイドも予約せずに突然街に来る人なんて、僕みたいなバックパッカーくらいなはずです。しかも、そんなお金を掛けるつもりも無いわけだから、結構そのマーケットに張っているのはリスクがあるはず。

そこまで深掘りできませんでしたが、他に食いつなぐ道があるのかもしれません。例えば、どこかの大きな観光企業には一応所属はしていて、そこでは薄給でやりくりし、たまに金を持っている旅人を個人的に捕まえた場合は、丸ごと儲けが自分のところに転がり組んでくる、とか?



僕に付いてくれたガイドの彼は、僕と同じく31歳だそうです。

ここでもやはり、『教育』の重要さを何となく感じました。僕と同年代の彼が、こんなにも選択肢の少ない人生を歩まなくてはいけない。語弊があるかもしれないけれど、不憫に感じました。(悪意は無いです)


逆に、人生ここまで振り切ってチャレンジできる資金・生活・学力面で余裕のある自分。

なんて幸せなのだろう。

幸せの定義は、もしかしたら『自分の選択肢の多さ』なのか?

でも、そうするとたくさんの選択肢を持っている日本人は何故あそこまで自殺者が多いのか。堂々巡りの謎は深まるばかり。。



という取り留めの無い話でした。