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hoshi-note

夏の終わりに

2021.08.16 02:26

8月なのに肌寒く、雨の日。

お盆で、あるいは緊急事態宣言で空いている電車に乗っていたら、急にふと、あぁ、もう世界は本当にもとには戻らないんだなぁと感じてしまい、これまでの海に行ったり、野外で音楽を聴いて踊ったり、そんな他愛ないと思っていた日常が懐かしくなりました。


2019年暮れを分岐点として世界が大きく変わり始めたことはわかっていたけど、もしかしたらしばらくしたらコロナも治まって、今までどうり友達と気軽に海外旅行に行ったり、夜遅くまでお酒を飲んで話すような日々が戻ってくるんじゃないかと期待しているところがありました。


戻ってはくるかもしれないけど、その時はもう以前とは違う形なんだろうな、と思います。


昨年末から西洋占星術では風の時代、と言っているけどインド占星術ではまだ風の時代ではなく、木星と土星のコンジャンクションという意味で言っているのなら土の時代で、現実や社会のルールとと向き合う時代です。

旧態依然とした現実世界の最終段階でもあり、ここを抜けたら大きく人の意識が変わる数年間のように思えます。




日本の動きをトランジットで見てみると、ラーフが牡羊座に入る来年2022年3月下旬、コロナの影響は解決する方向に向かうではと思います。

具体的にはわからないですけど良い薬か改良されたワクチンができるなどして、ひとつの病気としてコントロールできるようになるのでしょうか。


土星が水瓶座に入るのは4月末なので、そのころから閉塞感もだいぶ柔らぎ、コロナと共存する形で新しい生活スタイルが確立されてきそうな感じがします。


面白いのは、インドのホロスコープだと木星が先に魚座に入ってしまうため、西洋占星術の人が風の時代の根拠としている土星と木星の水瓶座でのコンジャンクションは起こらない、という点です。

まぁでも土星が水瓶座に移る来年春ぐらいがいったん、状況が変わるタイミングになるかな。ただし、土星はまた2022年後半は山羊座に逆行しますので、すんなりとはいかない感じがします。


実際、私個人としては今年は社会における閉塞感や停滞感がすごくあるし、あぁ、山羊座の時代(土の時代)の最終段階を通過してるんだなぁと実感しています。


来年、2022年という年は日本にとってかなり大きな変化の年になるのだろうなと思います。

なぜなら、ちょうど今から1年後あたり、2022年の8月に日本のダシャーは16年間続いた水星期が終わって、ケートゥ期に入るからです。


ケートゥ期は7年と短いのですが、惑星の意味として、浄化、手放し、精神性という要素が強くあり、この7年は物質的、経済的な発展はあまり望めないかもしれません。


とはいえ、このケートゥは日本の建国図の9室にあり、木星もアスペクトしているので私はこの7年間こそ、本当の意味でスピリチュアルな環境に向かうのではと思って楽しみにしています。私の持っている印象は、「風の時代」みたいなふわっとしていて自由でハッピーな感じではなくて、お寺で静かに瞑想するみたいな、もっと厳かな感じですが。


さらに、ケートゥはテクノロジーの惑星でもあるので、仮想現実世界と現実がよりクロスしてくると予想していて、そういう意味でもより思考や精神が強くなり、スピリチュアルだけど、フィジカルではないんですよね。




今日、近所で「あたらしい花火」というイベントをしていたんですけど、デジタルでスクリーンにおしゃれな花火を映す催しだったんです。

今っぽくて素敵なんですけど、そのスクリーンを見ながら、まだこない未来のことを考えながら、昭和のころの線香花火の火薬の匂いとか、夜なのに蒸し暑い感じとか、ネズミ花火投げてくるウザい男子とか(そしてその後その子は親にひっぱたかれる)泥臭い、でも人間らしい夏を懐かしく思い出していたのでした。


☺︎ゆき

Photo by zhang kaiyv on Unsplash

Photo by Takehiro Tomiyama on Unsplash