No.0500

『ホンモノの熱』

夜の中でしか

生きられない

そんな

情熱なんて

きっと偽りの

ひとりよがりさ

逢いたさと

反比例する現実と

打ちひしがれて

涙しそうになる

四六時中襲い来る

切なさ愛しさ恋しさに

揉まれて

巻かれて

流されて

それでも日々は巡り

また明日がやって来る

そういうものの間に

俺とお前は居るんだな

そう

ホンモノの熱の中にさ