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Haruna Terazono

風のマジム

2017.02.17 11:56
いざ沖縄!
恒例のハプニング発生・・・

何とか誰も体調を崩さず、

沖縄旅行、出発の朝を迎えることができた。

『よかった~よかった~』と

浮かれていたのは、出発して小一時間。


前日の夜の興奮と早朝の出発の疲れが出たのか、

娘、空港に到着すると、車内でちょっとおう吐。


でも、遠出するとよく車酔いするし、

熱もないので大丈夫だろうと判断し

そのまま飛行機に搭乗。

そして、無事沖縄に着陸!!!


よしよしと思っていたら。。。


娘、空港のターミナルに向かうバスの中で

二度目のおう吐・・・


迷惑をかけてしまったにもかかわらず、

助けて下さった周りの皆さま

ありがとうございました。


子供との旅行には

ハプニングはつきもので、

グアムでは

ステーキハウスであったなぁと

思い出しながら

のんびり過ごすことに。


怪我の功名?!

読書ができる!!!


すっかり移動だけで疲れてしまったけれど

青い海と空に、テンションが上がって

はじめての沖縄旅行のお供は

原田マハさんの「風のマジム」に決定!


本物の熱意に人は動かされる
原田マハ「風のマジム

主人公は、東京での大学生活を経て、

地元那覇に戻り、豆腐屋を営む

おばあとおかあと暮らしながら

派遣社員として地元企業に勤める28歳。


会社帰りに立ち寄るバーで

おばあとお酒を楽しむ日々を過ごす中、

ある日、全社員対象の

社内ベンチャーコンクールに挑むことに。


事業化を目指すのは、

100%沖縄産ラムの製造。


様々な困難に見回れながらも

こだわりと熱意と行動力で

周りの人を動かしていく。


主人公を見ていると、

失敗したら、うまく行かなかったら

自分にがっかりするのが怖いから

大きく何かを望まないようになって

しまっている自分に気づかされる。

『よろしければお願いします。』という

スタンスでは、人は動いてくれない。

『絶対に何としても実現したい!』と

望まなければ

共感してもらうことなどできない。

誰かに決定を委ねようとしているうちは

何も成し遂げられないんだな~。

主人公にできて自分に一番足りない部分を

突き付けられた。


マハさんはあとがきに

この作品について”世の中で奮闘する数多くの

女性たちの物語でもある”

と書いている。


自分の中で言い訳せず、

気持ちの上では退路を断って

胸を張って熱を持って、やりたいことを

周りの人に伝えていける人になりたい。

そして”世の中で奮闘する数多くの女性たち”

の仲間入りをしたいな~。


こうして「風のマジム」のおかげで

一人盛り上がっている沖縄旅行。

ホテルのおみやげ屋さんの

泡盛試飲コーナーに行ってみたら、

作品のモデルとなった会社のラムが!!!


40度。

喉がひりひりするほど強いんだけど

香りがとてもよくて、

なるほど。

風が吹いたように

鼻に抜けていく感じがする。


家でお酒を飲む習慣がないので

おみやげはこのラムを使ったケーキに。

どこかでラムを使ったカクテルに

出会えたらいいな~と思いながら、

あえてのお預け。