ゼロから始める経営学 Vol.4
このカテゴリでは、僕が勉強した経営学について公開していくものです。
ではこれから紹介していきましょう。
■組織行動論(ミクロ組織論)
1.個人行動
①モチベーションの古典理論
・組織行動論は組織を構成するメンバーの行動に直接的に焦点を当て、個人行動と小集団に固有の現象に関心を寄せる研究であります。
・組織における個人行動を見る場合に最も重要なのはモチベーション理論であります。
・定義は「目標達成のために高レベルの努力を行おうとする個人の意思」で、古典的理論と現代理論があります。
・古典的理論には次の三つが挙げられます。
・欲求階層論…マズローが提唱し、人間の欲求を5段階の階層で理論化したものであります。
・X理論‐Y理論…マクレガーの理論で、マズローの欲求階層論に依拠して提唱されました。
・X理論…人間は本来なまけたがる生き物で、責任をとりたがらず、放っておくと仕事をしなくなるという考え方です。命令や強制で管理し、目標が達成できなければ懲罰といった、「アメとムチ」による経営手法となります。
・Y理論…人間は本来進んで働きたがる生き物で、自己実現のために自ら行動し、進んで問題解決をする」という考え方です。この場合、労働者の自主性を尊重する経営手法となり、労働者が高次元欲求を持っている場合に有効であります。
・動機づけ衛生理論…ハースバーグの理論で、仕事の満足感を引き起こす要因と不満を引き起こす要因は違います。不満要因(衛生要因)をいくら取り除いても、満足感を引き出すことにはつながらず、不満足感を減少させる効果しかなく、仕事の満足感を引き出すには「動機づけ要因」にアプローチしなくてはいけないということです。
②モチベーションの現代的理論
・ERG理論…アルダーファーが欲求階層論を修正したもので、生存、関係、成長の頭文字をとったものであります。人間というのは主要な3つの欲が元となっていることからということであります。
・欲求理論…マクレランドが提唱したもので、達成欲求、権力欲求、親和欲求の三つがあります。
・公平理論…人間が不公平を感じるとそれを解消しようとするモチベーションが生じます。
・期待理論…人間というのは努力したならばそれに応じて報酬が得られるという期待から動機付けがされていくということであります。
・古典的モチベーション理論は直観的要素が強いが、それに対し現代的モチベーション理論はいずれも実証的基盤を持ち、その限りで健全な理論といえます。
(参考)経営学 入門