妊婦さんの新型コロナ感染症ワクチンについて

新型コロナウイルス感染症の感染者が激増しており、緊急事態宣言やまん延防止等重点措置の適応範囲拡大が続いています

妊婦さんにとってはとても心配な毎日が続いていることと思います
お会いする方の中でも、妊娠中に夫婦ともに感染した方やパートナーの方が感染した方のお話をお聞きすることもあり、とても身近に危険が迫っている気がします

８月１４日付で日本産婦人科学会・日本産婦人科医会・日本産婦人科感染症学会の連名で、妊婦さんへの新型コロナ感染症ワクチン接種についての見解が示されました

基本的には時期を問わず、妊婦さんはワクチン接種を勧めますという内容

米国のＣＤＣ（アメリカ疾病対策センター）からも妊婦さんへの接種を勧める声明が出されており、それに追随した形です

妊婦さんはこの新型コロナウイルス感染症にかかると、特に後期は重症化しやすいということが言われています
関東圏では出産間際でコロナに感染した妊婦さんの受け入れ要請が増えて、受け入れが難しくなってきているという話も

新型コロナに感染した妊婦さんは、普通の産婦人科では出産できず、専門の病院での出産が必要になります

また、産まれた赤ちゃんの感染を防ぐための管理も必要になります

また感染したお母さんの出産は帝王切開になることが多く、出産したあと赤ちゃんとの面会もなかなかできません

それでもワクチン接種に関して妊婦さんは慎重になるかと思います
ぜひかかりつけの産婦人科医に相談するなどして、前向きにワクチン接種を検討していただければと思います