私がロードビギナーの頃
こんにちは(^^)
強風シーズン&杉花粉シーズン真っ只中にも関わらず相変わらずロードに乗っている剛脚(?)ローディーです(^-^)/
今回は遡ること約5年半前の私がロードビギナーだった頃とかのお話をさせて頂きたいと思います。
■ロードに乗るきっかけ■
私がロードを始めた動機は漫画やアニメに影響されたとか知り合いや友人がロードを乗っていて自分も乗りたくなったとかでは無く、小さな頃(幼稚園時代)から既に自転車が好きで小学校低学年の頃には「大人になったらロードに乗るんだ!」と考えている子どもだったのです(笑)
乗り始めたのは20歳になる1ヶ月前だったのですが、金額も金額ですし今まで乗りたかった気持ちが強かったので
・車体メーカーやパーツメーカーの事
・ホイールやギア周り等のグレード
・素材や乗り心地等の違いetc
を専門誌を買い漁って2ヶ月位調べて勉強してからショップさんに買いに行ってスタッフさんに関心された記憶があります。
■最初の1台との出会い■
私のイメージで「最初から全てカンパニョーロで組んで高価なホイールでフレームはイタリアンメーカーのハイエンドフレームで組んだ超高級バイクに乗っている人」と思い込んでいる方もいらっしゃると思いますが、現実は全くそうではなく、年式は違いますがチームメンバーのたけはらさんと同じバイク
・エントリーグレードのカーボンフレーム
・シマノという日本メーカーの105(中堅グレード)という機種のギア周り
・スラムというアメリカメーカーのAPEX(エイペックス)という最下位グレードのフロントクランク
・台湾のテクトロというメーカーのブレーキ(グレード不明ですが、下のグレード)と車体メーカーオリジナル(トレックのパーツブランド※完全子会社のボントレガーというメーカー)の下のグレードのホイールをはじめとする安いパーツ等
で組まれた正しくエントリーグレードカーボンフレーム完成車だったのです。
本当はピナレロのFP1かコルナゴのプリマという
・アルミフレーム
・カーボンフォーク
・カーボンバック※(要するにアルミとカーボンのMIXフレーム※FP1の場合)
・変速機周りはシマノのティアグラという当時下から2番目のグレード
・クランク、ブレーキはピナレロのパーツブランド(完全子会社)のMOst(モスト)というメーカーの下のグレード(コルナゴの場合はFSAというメーカーの下位グレード※コルナゴの場合ブレーキはコルナゴロゴ入りオリジナルパーツ)
・その他ハンドル周りやホイール、シートポスト、サドルまでMOstの下のグレードのパーツ(コルナゴの場合はホイール、サドルはコルナゴロゴ入りメーカーオリジナルパーツでシートポストやハンドル周りはFSAというメーカーの下位グレード)
のピナレロ(若しくはコルナゴ)の中ではエントリーグレードの車体(現行のピナレロ・NEOR T6またはコルナゴ・モンドというバイクの2世代[または3世代]前のモデル)が欲しかったのですが(やっぱり見た目も統一されていてカッコいいですし。性能云々抜きで(笑))、生憎手に入らなかったのでこの車体にしたのですが家に来たら可愛い愛車になり、見ては笑ってました。
↑コルナゴ、プリマ 2011年式モデル(レッドカラー)
↑ピナレロ、FP1 2011年式モデル(ケースデパーニュチームカラー※現モビスターチームカラー)
■そのバイクとの思い出■
あまりに色々ありすぎるのですが、一番の思い出になっているのは初めてのロングライド(と言ってもビギナーの頃の私からすれば、ですよ)で江ノ島往復で初めて50Km近く走った事でしょうか。
当時はフラぺ(ままチャリとかと同じ普通のペダル)でしたし、確かにすごく疲れましたが特にトレーニングしたり名物や美味しい物を食べたりした訳ではありませんが、初めて自分の脚とバイクでここまで来れたんだ!という充実感で満たされた記憶があります。
因みにそのバイクは手放すまでバーテープやタイヤ等の消耗品やハンドルを変えただけで他ペダルを変えたりとか全く手をつけずにずっとノーマル仕様のまま乗っていました。つけたのはスピードメーターやボトルケージ、サドルバッグだけでした。
■ハイエンド機種に対する憧れとか■
勿論、ありました。当時は学生だったので当然お金も無いですし、操れるだけの技量や脚力等勿論ありませんのでカタログや雑誌を見ては溜め息をつくだけの正しく憧れの存在でしたし、週末走りに行ってハイエンドグレードのバイクに乗っている人やハイエンドグレードのギア周りやホイールをバイクに着けている人がいたら正直、見ていてかなり羨ましかったです。
私が当時憧れていたハイエンド品をリスト化すると
・トレックのハイエンドバイク
・シマノのデュラエース(シマノのハイエンドギア周り)
・シマノのデュラエースグレードホイール(シマノのハイエンドクラスホイール)
・カンパニョーロのスーパーレコード(カンパニョーロのハイエンドギア周り)
・カンパニョーロのボーラウルトラTWO(カンパニョーロ製カーボンホイールのハイエンド)やフルクラムのレーシングスピードXLR(フルクラム版ボーラウルトラTWO)
・カンパニョーロのシャマルウルトラ(カンパニョーロのアルミリムのハイエンドクラスホイール)やフルクラムのレーシングゼロ(フルクラム版シャマルウルトラ)
・コルナゴとピナレロのハイエンドクラスフレーム(実は当時、デローザは個人的には余り好きでは無かったんですよね)
とまぁ、高価なアイテムしか無いですし、それ(ブツヨク)をバネに今も色々頑張れるのはあるんですよね。
結局は乗っている人がエンジンなので、鍛えたり場合によっては減量して練習しないとハイエンドバイクに乗っても速く気持ちよく走れないんですよね(私自身、減量してちゃんと練習して遅いながら少しだけ走れる様になるまでは周りの色んな人達から散々言われたのは「ハイエンド乗っているのに系の趣旨のご意見」、昔の記憶にあります)。
個人的な経験で言いますと、やはりちゃんと練習してある程度脚力や体力つけないとハイエンドバイクは確かに良く進みますがただ硬いだけで振動も来やすいですし疲れやすいだけの拷問バイクになりますね。
ロード乗るのが辛く、つまんなくなり嫌になってしまいますよ。実際、ここだけの話、昔の私がそうでした(散々言われて悔しかったのもありますし、そこで鍛えて乗りこなす重要性に気づいたのもあり、1年で大幅に減量して時間が出来ればトレーニングに出掛けて自転車辞めるのを避けれたのはここだけの話です)。
↑当時のデュラエースグレード(7900系という現行の2世代前のモデル)のクランク
↑当時のデュラエースグレードのホイール(D/A WH-7900 C35 CL)
↑当時のプロ供給ハイエンドバイク①
(PINARELLO DOGMA2 TEAM SKY、シマノ電動式デュラエース初期型組)
↑当時のプロ供給ハイエンドバイク②
(PINARELLO DOGMA2 Movistar Team、カンパニョーロ電子式レコード初期型組)
■最後に■
最後は某専門媒体に書いてあったプロライターさんの言葉で〆させて頂きたいと思います。個人的には真意が書いてあるなぁと思いますし、核心を突いている言葉だと思うのです。
"全て高価なパーツで組んだハイエンドバイクで都内のビル街を走るなら、エントリーグレードのバイクで景色が良い所を走った方が気持ち良い。高価なバイクは楽しく、気持ち良く走る為の絶対条件ではない"
確かにごもっともなんですよね。バイクは気持ち良く走る場所に行くのに乗るアイテムであって、それに乗っただけ、股がっただけで気持ち良く楽しくなるアイテムではないんですよね。友人の某氏も云うには「高いバイクに乗るだけで気持ち良いのであれば、皆ローラー台に乗るだけで気持ち良くなるはず」
因みに私はハイエンドバイクに股がってローラー台に乗るなら、エントリーグレードのバイクに乗って景色が良い所に行って美味しい物を食べたりしたいですね。そちらの方が個人的に断然楽しいですし(^^)
【編集担当より】
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