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NOTE

無心にちくちく、刺し子コースター

2015.05.16 15:00

シフォンケーキが焼きたくなり、紙型を買いにセリアへ。その下の階に手芸店がありまして。

店に入って、ふらふらと1周。綺麗な布や色とりどりの糸・毛糸、愛らしい作品がいっぱい。

何かつくりたくなる。というより、こうしたこまこまとした雑貨に囲まれたい。でも、私、器用ではないしな。

なるべく簡単なものをと手にとったのは、オリムパスから出ている刺し子のコースターキット


あらかじめ布に描かれた図線(水で消えるそうな)に添って縫うだけ。これなら、私にもできるかもしれない。

家に帰ってから、さっそくちくちく。

図案をなみ縫いでなぞる作業が、無心になれて、思っていた以上に楽しい。

コースター用ゆえ図案が小さめなのも、初心者にはいい。

(それでも1枚縫いあげるのに3時間近くかかった私って、いったい……)


時間が経つのも忘れて針をすすめ、ようやく縫いあがり。

次はいよいよ、この布をコースターに仕立てます。どれどれ、とキットの説明書を読んでみる。

「裏がえして端を折り、額縁仕立てに。まつり縫いしたら完成」といったことが書かれている。

いやいやいや、待って。この通りにつくると、裏の縫い目がまる見え(&端っこ折っただけ)のぺらんぺらんな布きれが出来あがってしまうんじゃ……。コースターとして、実用に耐えうるの?


「はいはい、刺し子はじゅうぶん楽しんだでしょ。えっ、まさかそのコースター、使わないよね?(プフッ)」


そんな嘲笑が聞こえてくるかのよう。オリムパスェ……。

(3時間ほど単純作業に勤しんだからか、妄想を抱きがちになっています)


結局、2枚を中表に合わせ、まわりをミシンでガーッと縫ってかえして、リバーシブルのコースターにしたのでした。

今度は花ふきんに挑戦したいな。つくるのが楽しく、出来あがったものが溜まらず、どんどん使えそうで惹かれます。