誰もいないがヒグマがいた 2021.08.20 10:05 今日は天気も良くガイドの仕事もなかったので、いつものように森へ。来月の貸切の自然観察ツアーで散策する予定の場所の下見もかねて2か月ぶりに訪れる沼、これまで雨が少なかったわりには水もあって安心。そして、、さて、戻ろうかと歩いていると...茂みの先でガサガサっと音が、音の印象で感覚的にヒグマっぽくなくてエゾシカだろうと思いながらも、立ち止まり、人がいますよ~と、音出しと声出しを改めて行って、様子見、あら?エゾシカの姿はないなと思いつつも歩き始めて、しばらく(5分ほど)ここは基本的に圏外ですが、たまたま友人からのメールが携帯電話にきて、一言くらい返してやろうと僕もメールを打っていると、ガサぁ!!!!20m先の茂みから何かが飛び出し、視界に入った動物の色は茶じゃなく黒、おいおい!?そのままコチラに来るの?咄嗟に熊(撃退)スプレーを構えて、突進というよりはヨタヨタっと小走りで駆けてきて、ちょこんと止まったそれは全身がびしょ濡れの若そうなヒグマでした。あちらも困惑してる?10mほどの距離で見つめ合う僕とヒグマ、幸い興奮している様子はなさそう、ただ、僕もどう対応したものかと思考を巡らせていると、は?おいおい!?またコチラに向かってきそうな足の動きをして、これはさすがに怖いと、「人間だよ!あっちに行ってくれ!」と実際に言葉で声に出ていました、今にして思えばヒグマ側も人間との対峙に切羽が詰まっていたのでしょう、僕がちょうど通りやすいルート上にいたので、ヒグマもそこを通って僕から逃げようという考えであったのかと感じます、互いに譲れず、数秒の沈黙の後、ハッと気が付いたように別の茂みへヒグマは去りました。・・・それでも、僕はまだ緊張、なぜなら母熊がまだいる可能性も、先ほどのヒグマが1歳といってもよいくらいの身体の大きさだったため。(この季節には親離れしますが、1歳半~2歳頃まで共に過ごすといいます)かえって、この後の見通しが良い場所までの退避の時間が精神的に辛い。再遭遇がないように、無事に遠回りして戻ってきました。【今日の反省】散策時も音出しと声出しはしていましたが、やや油断がありました。エゾシカだろうと思っていた音も、この小さなヒグマだったのでしょう。僕の接近に気が付いて茂みに隠れていたところで、メールの返信が始まり、ヒグマ側も追い詰められたように感じて困惑していたのかもしれないです、もしかしたらヒグマから何らかの音を出しており、聞き逃した可能性も。遭遇時の対応については正解はないですが、改めて考える必要はあります。明らかに僕まで突っ込んでくる様子はなかったですが、威嚇突進だった?幾つかの要因が重なって事故は起こります、これも経験として改善します。*** 自然ガイド 知床ころぽっくる ***ころぽっくるHPはコチラからご覧に。⇒ https://www.shirekoro.com/原生林・フレペの滝・知床五湖のトレッキング、1組だけ貸切ツアー、冬はスノーシューでの自然体験ツアーを催行しております!その他のネイチャーツアーもHPよりご相談下さい。【つよぽっくる】