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Guitar Shop FOOLS GOLD

T様 Ibanez JEM7V フレット交換

2017.02.24 13:06

宮城県仙台市のギター修理(リペア)&中古ギター買取・販売【FOOLS GOLD フールズゴールド】です。


極端に寒い日もあれば、春間近と感じさせる日もあったりと、なかなか落ち着かない日々ですが、毎年そうやって季節が移ろいでいるのだなと改めて思います。


☆☆☆☆


今回、フレット交換作業をおこなったのは、

【Ibanez JEM7V】

ロングセラーを誇る【スティーヴ・ヴァイ】モデルですね。

弦の摩擦で、フレット頂点がすり減っています。

すり減ったことで、弾き心地や音の反応・音程などに影響がでてきます。

指板を保湿し、フレットを温めながら抜いていきます。

割れやすい木材なので、溝の際に接着剤を塗布し補強しておきます。

溝のサイドがパテ埋めされているタイプでした。

そのため、フレットタングを加工します。

新しいフレットが打たれました。

サイドの飛び出した部分をカットし、鉄鋼ヤスリでおおかた整えます。

すり合わせに入る前に、スケールを当ててネックの反りを確認します。

反りがあれば、できるだけストレートに調整をします。

ロッドを最大に緩めても逆反りが直らなかったので、弦を張りテンションをかけた状態でストレートを出し、その状態で細かくフレットの状態をチェックしました。

フレット頭を揃えるように飛び出しているポイントを削っていき、最後に全体を均します。

すり合わせで角ばったフレットを丸め、その流れでフレットサイドも仕上げていきます。

紙やすりの番手を徐々に変えながらで傷を取り、コンパウンドを使って磨き上げれば完成です。

リフレット後、1〜4弦のナット高さが足りなくなったので、スペーサーを足して調整しました。

高さが足りないと、開放弦でのビビリに繋がるので注意です。

綺麗に仕上がりました。

フレットサイドも丸めたので、スムーズに運指ができると思います。

すり減っていたフレットが正確な状態に戻ったので、今後もバリバリ活躍してくれるでしょう。


以上、フレット交換でした。

ギターやベースのメンテナンス・リペア・カスタマイズなどをご希望の方は、相談・お見積もりは無料ですのでお気軽に下記までお問い合わせください。

foolsgold_gt@yahoo.co.jp