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今どき寒色カラーの作り方 ~実践編~

2017.02.22 13:36

こんばんは


毎度お馴染み、カラーの鶴崎です。


前回のブログで寒色カラーの作り方に

ついて講釈を垂れていましたが、百聞

は一見にしかずという事で今回は実際

にとある条件の寒色系カラーをいくつ

かのパターンで染めてみようと思いま

す。


まず初めに用意しますはこちら

ピンクの毛束(以下ピ束)


このピ束はブリーチで15レベル位まで

リフトアップした物にペール系のピン

クを被せて、暖色系に染めた髪が一ヶ

月経過して退色した状態を表してます。


この3つのピ束を寒色系のアッシュに

染めるのですが、前回のブログに書い

た【補色】がいかがな物なのか見てい

ただくべく、3つの薬にそれぞれ足した

り足さなかったりしてみようと思いま

す。


今回の実験、ピ束を綺麗なアッシュに

する為に邪魔をしているのはアンダー

に残った赤系の色です。

その赤の反対色は緑。。。


ということで12レベルのアッシュ系の

薬剤に10レベルのマットをちょい足し

して染めてみますね。


まずはちょい足し率10%の薬!

はい、めっちゃいい感じの色ですね。


今回のブログもうこれでいいじゃない

かと思うのですがせっかく検証したの

で最後まで頑張りますので皆さんも最

後までよろしくお願いします。


次にちょい足し率20%!

これもいい色じゃないですか。


ですがよーく見ると10%の物に比べて

若干くすんだ感じがありますよね?

なんとなく色が沈んでいるというか。


これでも全然問題無さそうに思えるの

ですが配合率が10%から20%に変わっ

ただけでこんなにも仕上がりが変わっ

て来るのですね。


10gのアッシュにマットを1g入れる

か、2g入れるかの違いでって考える

とカラーって本当に奥が深くて面白い

ですね。


そして最後残ったピ束には。。。


補色を使わずアッシュ単品で染めます

仕上がりがこちらなんですが、なんと

いうふてくされ具合でしょうか。


完全にグレちゃってますね。


アンダーのピンクに対してなんの対処

もしていないので、同じ12レベルの薬

でもこんなに差が出てしまいました。


写真では少し分かりづらいのですが、

やや紫がかったアッシュに仕上がりま

した。


3つを並べてみると違いが一目瞭然

アンダーのトーンや色で補色の配合率

も変わって来ますが、先述したとおり

ほんのちょっとの差で劇的に仕上がり

が変わるので凄く楽しいですね。


必要最小限のちょい足しで


最大限の美しいヘアカラーを


鶴崎でした。