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ガン治療のバランス

2015.12.12 13:57

ガンになると恐怖心で抗癌剤を継続する方がほとんどです。

抗癌剤をやめると、ガンが大きくなるのではと

体がボロボロになっても続けてしまっています。


最近、顔面にできた難病のガンの方が

くも膜下出血で亡くなったとの連絡がありました。

某有名病院での抗癌剤治療で全身状態が悪化したため

見放され、私のクリニックに来られました。

栄養の補充により全身状態がよくなり

再び治療してくれる病院を捜し、新たな抗癌剤をはじめました。

いつの間にか、栄養状態よりも治療優先となり

たまにわたしのところに来るといった感じになりました。

そのときの血液検査でかなり栄養状態が悪かったので

「あんまりがんばる治療はよくないよ」

とお話しをしていたのですが

残念な結果となりました。

似たようなストーリーは多いので

私自身は力が抜けてしまそうです。


多くの方はガンではなく、抗癌剤による栄養失調で

亡くなっているのが現状です。


抗ガン剤を使うタイミングとお休みするタイミングが

あります。

それはその人の栄養状態で決まります。

また画像にガンがあってもガンが落ち着いているときに

抗ガン剤をするとガンが活性化することがあります。

ガンの治療は、無理しすぎない、念のための治療はしないことです。