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ガンとのつきあい

2015.12.16 15:29

ガンといえば「戦う」というイメージがありますね。

だから抗癌剤を最後までがんばって受け続けるのだと

思います。


ガンという病気がどういうものかと概念を

お話すると

「ガンは慢性炎症疾患で管理していく病気」

です。

慢性炎症とは、なにもしていなくくても

タンパク質が消耗されるという病態で

通常よりタンパク質が必要な状態です。

極端にいうと、リウマチやアトピー、糖尿病も

慢性炎症疾患です。

ガンもほかの慢性炎症疾患のように管理していく病気です。


ガン自体には何もしなくてもいいときと、増悪するときの

サイクルがあります。急性増悪を早くにとらえて

急性増悪の火事をはやく消すといった治療が

大切です。

だからこそ、抗ガン剤が必要なときなのか

不要なときなのかをよく考えることが大切になってきます。

抗ガン剤や放射線治療を予定どおりこなすこと以上に

時期に見極めるうえで、どの疾患よりも

管理が重要です。