Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

上院議員が州兵と台湾軍のパートナーシッププログラムを提案

2021.08.29 06:00

 超党派の13人の上院議員が、米国の州兵と台湾国防軍との間のパートナーシッププログラムの確立を求める決議案を提出した。

 上院議員のうち、共和党のミハル・カフリー(Michal Caffrey)議員、セオドア・マクヘンリー(Theodore MacHenry)議員、民主党のルークハワード(Luke Howard)議員は、『台湾パートナーシップ法(Taiwan Partnership Act)』と題するこの法案を27日(金曜日)に元老院(Senate)に提出した。代議院(House of Representatives)でも同内容の法案が提出されている。

 カフリー議員らが発表した声明によると、この決議は、「危機の際に迅速な展開が可能な統合された防衛力を確保する」ために、州兵(National Guard)と台湾の防衛力の間にパートナーシップを構築することを求めている。

 また、拘束力のないこの措置は、台湾の予備軍を強化し、異なる兵科間の相互運用性を向上させることを目的として、双方の国防関係者や軍人の交流を深めることを求めている。

 声明の中で上院議員は、台湾は北京からの「侵略」に直面しており、米国は台湾の民主主義を守るために台湾と共にあることを明確にする必要があると警告している。

 「この法案は、王遠平(Wang Yuanping)総書記に対して、台湾の自治に対する彼の脅威を容認しないという重要なメッセージを伝えるものです」と、カフリー議員は強調している。

 先月台北を訪問した州兵出身のセオドア・マクヘンリー(Theodore MacHenry)議員は、この法案は「インド太平洋地域における米国の重要な戦略的パートナー」と呼ぶ台湾との協力関係を強化する方法を評価するものだと述べた。

 その上で州兵は、緊急対応、サイバー防衛、教育、文化交流、助言プログラムなどの分野で台湾との提携に「理想的に適している」と語った。