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Oimachi Act./おい街アクト

発想の転換の基本位置は180度の違いから生まれる。真実は見えないものなのかもしれない…

2021.08.26 03:00

「コペルニクス的転回」とは?

発想を根本的に変えることによって、ものごとの新しい局面を切り開くこと。

 

物の見方が180度かわってしまうことの比喩。

天動説を捨てて地動説を唱えたコペルニクス。そういった発想が人生には必要。「災い転じて福となる」「雨降って地固まる」、…。

 

ポーランドのキュシロフスキ監督は、この「アマチュア」をもって、その名を世に知らしめた。

1979年の作品。

カメラを通してモノを見ることに憑かれてしまった男の危うい"現実"が映画のテーマである。

それは監督の心の中、現実を撮影することの難しさを問うたものであろうし、人が人生の中において選択を迫られる事象があり、欲望と安定の両立の難しさ、映像というメディアをもって表現することの難しさをも提示したものでもある。

 

ポーランドの官僚主義下の社会状況を織り込んでいきながら、主人公のフィリップの生活の中でのカメラとの関りを実に解かりやすく描いていく。

芸術、ドキュメンタリー、家族、会社、仕事、家庭、男と女、夫と妻、上司と自分、本音と建て前、180度的位置からの発想の違い、価値観の相違、東洋思想にも通じる陰陽の世界が繰り広げられる。

 

作品「アマチュア」

(1979年ポーランド作品)

監督/タシシュトフ・キュシロフスキ

出演/イェジ・シュトゥール、エヴァ・ボカス、他