騙されない!中古車の選び方!
長い内容ですが最後まで読めば、かなりの確率で悪質な中古車を買わないで済みます。中古車を購入する予定がある方は時間があるときに最後までお読みください。
中古車は未だにメーター巻き戻し、事故車の隠ぺいが行われています。ディーラーの中古車ですら改ざんが行われた車両を見たことがあります。デジタルメーターになった今の時代でも機械さえあれば簡単にメーターは巻き戻しできますし、巻き戻し専用業者があるくらいです。
皆さんはディーラーは大丈夫と思っているでしょうが、ディーラーはあくまでもトヨタや日産という製造会社から販売権を購入しているだけで、コンビニなどと同じようにフランチャイズ経営みたいなものです。
中古車を購入するには自己防衛しかありません。
<走行距離を見抜く方法>
車検証の走行距離はアテになりません。過去2回分の走行距離しか書かれていないので悪徳業者は車検取る、車検切るを短期間で数回行い、走行不明という言葉を車検証から消してしまいます。一般の方が本当の走行距離を知るには購入後に「日本自動車査定協会」または「日本中古自動車販売協会連合会」に依頼し、現車を支局へ持ち込む方法しかありません(有料1,500円前後)。
※販売店のほとんどは業者専用の卸から仕入れているので、メーター改ざん車か分かります。販売業者は「メーター改ざんされているのは知らなかった」では許されません。
外車の場合はディーラー車、新車並行車(新車を個人や中小企業が輸入)、中古並行車(中古車を個人や中小企業が輸入)の3つに分けれます。中古並行車は99.9%が輸送中の船の上でメーター巻き戻しされています。船上の巻き戻し業者が存在し、酷い時は10万キロ以上巻き戻しされています。中古並行車で「走行証明書あり」と謳い売っている車両がありますが、その証明書は日本国内では巻き戻していない証明であり、外国や船上で巻き戻しされていない証明ではありません。ディーラー車や新車並行車であれば「日本自動車査定協会」または「日本中古自動車販売協会連合会」で確認できます。
<事故車を見抜く方法①~③>
①とにかく確り見て全体的に色の違いがないか?
どんなに上手い板金をしても色違いは出てしまいます。しかし、光の反射などで素人には難しいかもしれません。
②ネジに傷がないか?
ドアの付け根ネジ、ボンネットの付け根ネジ、スペアタイヤの入っている部分など通常ではいじらない部分のネジを徹底的に見てください。ネジを回した跡のキズがある時は修復した可能性が高いです。これは素人でも簡単に見分けられます。
※走行影響のない修理(凹みや傷の板金等)は修復歴とみなされません。フレームの修復が修復歴(事故歴)と扱われます。凹みや傷の塗装のためにネジをいじっていることはあります。
③隙間が均等か?
日本車とドイツ車は神経質に作られているため、隙間が均等です。アメリカ車は無事故でも均等幅ではないことがあります。
<その他の見るポイント①~②>
①錆の状態はどうか?
錆は意外と重要で北海道などの融雪剤を撒く地域や海岸沿いでは錆により部品がダメになったりフレームに穴が空いたり廃車になることが多いです。下回りの錆の状態はかなり重要です。特に5年以上使用され下回りメンテナンスされなかった北海道の軽自動車の下回りは錆で穴が空き車検が通らなくなることが多いです。下回りに穴が空くと溶接で塞ぐ必要があるのですが、多くの業者はアルミテープを貼り下回り全体を黒色に塗り非合法的に車検を通します。
下回りを黒色で塗られ錆を見えなくされると判断が難しくなるので、私はフェンダー(タイヤの上の部分)に錆があれば、下回りの錆は酷いと判断し、絶対に購入しないことにしています。
②スイッチ類は全て正常化?動く部分は全て正常化か?
エアコン類、オーディオ類、ライト類が全て正常化はもちろんのこと
エアコン吹き出し口のプラスチック割れはないか?収納スペースのノブは割れたりせず正常に動くか?も重要です。動くものは全て動かし正常化か確認してください。
もちろんエンジンをかけて変な音はしていないかの確認も重要です。
これらの内容を全て確認すれば、ほぼ間違えなく変な車を買わなくて済みますので面倒でも行ってください。
ちなみに諸費用でよく書かれている「名義変更」と「車庫証明」を有料で行えるのは法律的には行政書士でなければいけませんが、ほとんどの小中規模の中古車販売店は違法で自身で行っています。そのような業者は利益主義で他にも違法行為を行っている可能性があるので必ず行政書士を通しているか確認してください。