COCKNEY
"cockney"コックニーとは
日本語に標準語とは別に関西弁などの方言があるように、英語にも標準語や方言のようなものがあって、コックニーがそのひとつにあたります
イギリス英語では、RP(Received Pronunciation)が伝統的な発音で、いわゆるクイーンズイングリッシュと言われるものです
BBCのアナウンサーや王族、教養の高い階級の人たちが話していたそうですが、今ではRPで話す人口はかなり減っているそう
(Wikipedia情報)
最近は各国の人の話す英語を聞いているし、アメリカ英語とイギリス英語の違いもだいぶ分かるようになりましたが、さすがにイギリス人の先生たちの誰がRPなのかまでは分かりません・・・
少しの期間RPを話す先生の授業を受けていましたが、今思えばその先生の発音めちゃくちゃ綺麗で聞き取りやすかったなと思います
で、コックニー
コックニーはロンドンの労働階級の人たちの話す英語だそうです
日本語で言う江戸弁みたいなものでしょうか
ハリーポッターのハグリッドが話しているのもコックニーだそうです
で、なぜコックニーの話かというと
今日こんな本を見つけました
前に授業でコックニーの話題が出た時、発音だけじゃなくて、そもそも同じ言葉でも全然違うものを表すのでコックニー知らないとイギリス人でも全くわからない!
というのを聞いてちょっと興味があったので買ってみました
ちなみに右下の「parental advisory explicit content」
子供には良くない内容です的な印だそうです
スラングの本だから仕方ないですね
本によると
本来のコックニーとはSt Mary-le-Bow ChurchのBow Bellの音が聞こえる範囲で生まれた人たちを意味するそうです
私が授業で教えてもらったコックニーは
"apples and pears"
まぁ普通に考えたら
"リンゴとナシ"
ですが・・・
これ、コックニーだと
"Stairs = 階段"
なのだそうです・・・
ウソでしょ!?とその時は思ったけど、この本にも載ってました
日本語にもこんな感じの方言あるのかな
同じ単語が全然違うものを表すなんて・・・
関西弁で「自分何なん?」って言うと、自分探ししているのではなく「あなたは何なの?」っていう意味で、全く逆の意味っていうのはあるけど・・・
それともちょっと違う気がするしなー
ちょっと目を通して見つけたものをいくつか紹介
"Dog and Bone は Telephone"
"Cockroach は Coach(バス)"
"Fork and Knife は Wife"
"Kidney Punch は Lunch"
"You and Me は Tea"
"Sugar and Honey は Money"
"Lady Godiva は £5"
"Lemon and Lime は Crime"
ざっと見ても知らないとなんのことだかさっぱり分からないものばかりですね
RHYMING SLANGというだけあって韻を踏んだ言葉が多いのは面白いです
まぁこれを私が使う日は来ることはないでしょう