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キル・ビル Vol.2 映画狂監督クエンティン・タランティーノがマカロニ・ウェスタンとカンフー映画にオマージュを捧げたアクション大作 後編

2021.08.24 12:16

かつて闇のエージェント”毒ヘビ暗殺団“で最強と言われた殺し屋ザ・ブライド(ユマ・サーマン)は、結婚式の最中に、花嫁姿のまま瀕死の重傷を負わされ、身篭もっていた娘をも殺された。

彼女は、自分を襲った組織のボスであるビル(デイヴィッド・キャラダイン)とその部下たちへの復讐の旅に出ていた。

残る標的は3人。ビルの弟バド(マイケル・マドセン)はストリップ・クラブの用心棒をしながら、薄汚れたトレーラーで酒浸りの日々を送っている。

片目にアイ・パッチをした女、エル・ドライバー(ダリル・ハンナ)は、ザ・ブライドの代わりにビルの愛人の座に納まっていた。

ザ・ブライドはテキサスの荒野へと降り立ち、まずはバドを殺しにいく。

だが逆に罠を張っていたバドに倒されてしまい、彼女は土の中に埋められる。

しかし中国の白蓮教の僧侶パイ・メイ(ゴードン・リュー)のもとでの武術の修行の日々を思い出したザ・ブライドは、鍛え上げた拳で棺桶の蓋を突き破り、地上に出ることに成功。

一方バドは、ザ・ブライドの刀を譲る約束をしたはずのエル・ドライバーの裏切りにより毒ヘビに噛まれて死亡。

そこにザ・ブライドが現われエル・ドライバーとの激闘のすえ、エル・ドライバーの残っている片目をえぐり取る。

そしてビルとの対決。ザ・ブライドとビルの間に産まれた娘は生きていた。ビルの愛を知ったザ・ブライドだが、それでも対決の末にビルを倒す。

翌日から、娘と共に彼女は新しい生活を始めるのだった。

「キル・ビル」後編。


「キル・ビル」後編は、マカロニ・ウェスタンと香港カンフー映画にオマージュを捧げつつ、クエンティン・タランティーノ得意の味のある面白い会話(お前が今感じているのは、どちらのRだ?など)やキャラクター描写も楽しめるし、元恋人にして最後の標的ビルとのラブストーリーの結末も意外な展開が待っていて、面白いです。

かつては凄腕の殺し屋だったのにストリップバーの用心棒でくすぶっているバドやハンゾーソード欲しさに仲間を毒殺するエルドライバーやアメコミ好きなビルなどの癖のあるキャラクター描写と相手の裏をかきあう意表を突く展開はマカロニ・ウェスタンに、主人公が香港カンフー映画の悪役パイ・メイ(ゴードン・リュー)に特訓を受けて必殺技・五点掌爆心拳を伝授されるところは香港カンフー映画にオマージュを捧げている。

ダリル・ハンナ演じるエル・ドライバーとの怪獣映画さながらにトレーラーハウスをぶち壊しながらの壮絶なキャット・ファイトやデヴィッド・キャラダイン演じるビルとの一瞬の隙を突き合う油断禁物な達人同士のバトルはその年のMTVアワードのベスト・ファイトシーンに選ばれました。

「子連れ狼」のような因果応報と敵同士の恩讐の彼方にたどり着くビターな余韻を残す決着も味わい深いバイオレンスアクション映画完結編。