夜行

　大勧進から横川に戻るまで考えていた。

　非俗非僧とか町の聖(ひじり)とか、上から目線であって、控え目にしているように見えて尊大。

　これは今のワタシに投げかけられた言葉なのでは？と

　上人ではなく聖人とかもね。

　１０日後の下山は、実は不安が無いわけではない(笑)

　家も決まってなければ、仕事もそこから探すからだ。

　ちょっと髪の毛を伸ばしていたのは、「入居しやすいかな？」「雇ってもらいやすいかな？」

　という不安の表れ。

　半俗半僧。つまり中途半端。覚悟が足りていなかったのだな。

　「寝るところがなければ、夜通し歩き倒してやろう！」

　「歩きたくない日は、そこで祈って拝み倒してやろう！」

　シンプルに考えるように切り替えてみたら楽になった。

　久しぶりにツルッつるにしてやった。

　まさかとは思うが、ひょっとして千日の間浮浪すると、千日夜峰行という新しいジャンルが産まれてしまうかもしれない。。。

　ずっと夜通し「やｯほー」って叫び続ける夜行(笑)

　職質ってやられたことないけど、ポケモン回峰行者の師弟よりはマシか～

　何が生きた不動明王さまなんだか...(笑)

　空海さん、親鸞さん、日蓮さん達はデシャバリだ。

　とも言っておられた。確かに確かに。。。

　特急しなのが通行止めに合うくらいだから、当然大宮林道も崩れていた。

　ま、楽勝。今日もいい日だ！