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元美浦トラックマンの競馬血統ブログ

アディクティドの20 キャロットクラブ 2021年度募集

2021.08.26 12:10

アディクティドの20 募集価格4400万円

牝 高野厩舎 ノーザンF生産

父ロードカナロア 母父Diktat

ロードカナロア産駒は締める血を持つことが重要で、本馬はロードカナロア産駒と相性の良いSadler’s Wellsの血を持つ。In Reality の血のクロスもあり、しっかり体質を締めながら、「3/4 Northern Dancer、1/4異系」「緊張→緩和」を満たす好配合馬だ。

◆アディクティドの20の血統構成


In Realityの血を持つとEight Thirty≒War Relicの北米パワーが強く伝わる傾向にあり、牡馬はダート/牝馬は短距離に出やすい。高野厩舎は栗東坂路主体の調教パターンで、終い重点で末脚を伸ばすのを得意とする。アウィルアウェイを筆頭に短距離馬でも末脚勝負の馬が多く、勝ちきれずにやや歯痒い競馬が続く可能性も。

◆In Realityの血のクロスを持つロードカナロア産駒牝馬の成績


配合だけ見れば高評価なのだが、本馬はドイツ牝系で兄姉は牡馬しか結果が出ていない点が大きな不安。ドイツ牝系の牝馬がまったく走らないとは言わないが、血が濃ければ濃いほどその傾向が強いのは確か。半姉2頭は単にハーツクライと合わなかっただけという見解も分かるが、個人的には好配合である本馬の結果を見て判断したいところ。


【総括】

ロードカナロア産駒と相性の良い血が入る好配合馬。この配合なら3/4同血の半兄のような飛躍を期待したいところだが、筆者としては牡馬しか結果が出ていないドイツ牝系の産駒という点に大きな抵抗感がある。

まったく走らない可能性がある中で、募集価格4400万円はリスクが高すぎる。配合は素晴らしいので、牝馬でも走る!と思える方は出資してみても。


堅実性  ★☆☆☆☆

大物感  ★★★★☆

お買い得 ★★☆☆☆