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うどんツアー 3日目 前半

2009.04.24 15:03

3日目は高速に乗って松山から約20キロ南の内子に和ろうそくを買いに行く予定でした。

しかし、松山が楽しそうなのと、内子まで運転するのが面倒臭かったので、予定変更!

  

  

道後温泉本館にて朝風呂

これに入らんといけんやろ!という事で、朝起きたら本館に向かいました。

本館入口の前でボーっとしたら、甲本ヒロトが居ました。

彼は浴衣を着て、ハンチング帽を被ってました。

「かーちゃん、あれ絶対ヒロトよねぇ?」

「そんな訳ないやん!えっ、ヒロトやーん!!」

ヒロトは我々に気付くと、鼻を擦りながら笑っていました。

「この話、絶対誰も信じてくれんよねぇ・・」という話なりました。

道後温泉本館はもの凄い建物です。もの凄い雰囲気と存在感。

中にある浴室もピンきりで、俺達は1番安い浴室に入りました。

お湯は熱い単純泉。浴感は少ないものの、入浴後には汗が沢山出てきます。

浴槽も深く、息子は足がたいません(届きません)。

90秒位したら息子が浴槽から脱出をはかりだしたので、俺も仕方なく上がりました。

中村は朝から泡だらけになって体を洗ってましたが、俺は無念の途中退場です。



朝の道後温泉本館

朝のからくり時計 

 

 

 

  

坊ちゃん列車

個人的に広島の大学生にとって温泉といえば、道後ではなかろうかと思います。

俺が広島で大学生だった時、多くの友達が高速船に乗って道後に遊びに行ってました。

そして友達のお土産話を聞くとき、必ず「坊ちゃん列車に乗ったんじゃ!」と云うんです。

俺は正直、「だからどうしたんだ!?」と思っていましたが。

坊ちゃん列車とは松山市電等を経営する「伊予鉄」の看板列車で、

小説「坊ちゃん」の冒頭に出てくる「マッチ箱のような汽車」を再現したものです。

当時は松山の港から中心部まで走ってましたが、

今は道後から中心部まで市電のレールを走ります。


前日、松山の街を走っていた時、偶然坊ちゃん列車に遭遇しました。

俺は「あー、これか・・」と思ったのですが、俺以外全員が「乗りたい!」というのです。。。

じゃあ、乗ろっか・・・みたいな。

坊ちゃん列車に乗るには、整理券が必要となります。

整理券は当日に配布されるので、朝ごパンを買いにローソンに行く傍ら、

道後温泉駅に立ち寄って購入しました。松山市駅まで片道300円。

バタバタと着替え等の準備をして、荷物を車に移動させて、

宿の主にお昼過ぎまで車を停めさせる許可を頂いて、いざ出発。

坊ちゃん列車に乗ってみましたが、これが予想外に良いものでした。

動力が蒸気からディーゼルに変わった以外は当時っぽく再現したものらしく、

木造の客車や何故か乗務員が明治風ルックだったりと楽しい時間を過ごせました。

乗務員の観光案内等が楽しくて、途中下車の予定が終点松山市駅まで乗車しました。

凄く小さな電車で、息子っちいうか、全員大喜びでした。



  

道後温泉駅

坊ちゃん列車

街中を走る坊ちゃん列車

松山市駅

 

 

 

松山市街

松山駅は伊予鉄松山市駅と大街道という電停の間の逆L字型に街が形成され、

その途中には地下街と2つのアーケードがあります。

松山の街はデパート(三越・高島屋)がでかく、おしゃれな雰囲気を持っていました。

これは小さな都会だなぁ・・という印象。

また松山のアーケードも商店街好きからは有名だと思います。

中でも大街道は幅が広く、日光が沢山差し込む綺麗なアーケードです。

自分の街にもこんな商店街があればいいのに・・・・。



歩いて楽しい大街道

 

  

 

  

鍋焼きうどん「ことり」

松山の名物は鍋焼きうどんらしいです。

またうどんかよ・・みたいな事は云わず、みんなで食べました。

前日るるぶで調べた店に行ったのですが、実は老舗だったようです。

店内には「道場六三郎」が来た時の写真が飾ってました。

メニューは「鍋焼きうどん」と「いなり」しかなく、座敷に座るとすぐにうどんが出てきました。

アルミの鍋に入ってやってきたうどんですが、優しい味の普通のうどんです。

小倉駅前のはるやうどんみたいな味です。

特別にうまいわけではないのですが、その存在感に意味があるみたいな。

また、隣の県ですが香川のうどんとは全然違います。

つゆは甘めで塩辛くなく、麺はやる気がなくふにゃふにゃ。

俺にとって、安心して食べれるうどんです。



やはり老舗なんだろう。

鍋焼きうどん

と、いなり

  

  

 

高島屋の屋上観覧車「くるりん」

伊予鉄松山市駅の駅ビルは「いよてつ高島屋」で、その屋上には観覧車があります。

http://www.iyotetsu-takashimaya.co.jp/grandopen/kanransya.html

俺は松山城かその観覧車のどちらには乗りたくて、観覧車を選びました。

(雰囲気的に松山城は提案しにくかった(笑))

しかし観覧車には大きな問題がありました。

1ゴンドラの店員は4名なのですが、子供も1歳以上は1人とカウントするそうです。

観覧車スタッフ?に交渉したけど、2台に分けて乗ってくれと云われました。

折角ここまできたので、やっぱり全員で乗りたいじゃないですか?

色々と思案した結果、俺がネゴシエイターとしてさっきの人に

「この子は1歳2ヶ月なんやけど←(鉄板ウソ)、

11ヶ月という事にして乗せてもダメやろか?」と相談してみました。

「エー!?」という顔をしていましたが、俺がじっと目を合わせ続けたのが功を奏したのか?

「なんかあったらお客さんの責任ですよ・・」とボソっと呟かれ、許可が降りました。

凄く眺めが良かった。松山城が綺麗に見えた。かっこええ城だ。。。

息子は景色をガン見するかと思ったが、ゴンドラ内で暴れるだけだった(笑)



くるりんから眺める松山市街

山頂にそびえる松山城

かっこええので、ちょっとアップ

たまたま見かけた、坊ちゃん列車と市電がすれ違う場面

 

7:30 道後温泉本館で朝風呂

9:20 坊ちゃん列車に乗って街へ

9:50 松山市駅から松山城ロープウェイ口まで歩く

10:40 朝ごはん?

11:10 鍋焼きうどん

11:50 観覧車

 

 

つづく