「同意」を意味する“Consent”と“Permission”の違い
おはようございます、Jayです。
ワクチンの集団接種会場で当日余ったワクチンを看護師2人と薬剤師1人が医師に無断で3回目となるワクチン接種を受けたそうです。
無断とは“同意を得ていない”という事ですが、今朝はこの「同意」を意味する“consent”と“permission”の違いをやります。
“consent”(カンセントゥ)=気持ち的に「同意」もしくは「納得」
“permission”(パーミッシャン)=権限を与える意味での「同意」もしくは「許可・許諾」
“consent”の語源はラテン語“consentire”から来ていて、“consentire”を分解すると“con”(一緒に)と“sentire”(感じる)で、これは“一緒に感じる”つまり気持ち的に同意する事を表しています。
ですので「テレビ付けていい?」や「お夕飯はピザのデリバリーで良い?」と相手に自分の気持ちと同じなるように求めるのは“consent”です。
“consent”は「納得」という意味にもなるのでこちらで考えてみてもいいかもしれません。
例:
“You have my consent to turn on the tv.”
直訳:「あなたはテレビをつけるという事に私の同意を得られています。」
意味は通じますが、何かかしこまっていますよね。(;^ω^)
ですので“consent”はかしこまった単語です。
“consent”以外での例:
“You can turn on the tv.”
「テレビ付けていいよ。」
↑これなら日常的に使ってもおかしくないでしょう
“permission”は相手に同意を求めるのは“consent”と同じですが、こちらは「許可」や「許諾」が必要な場合です。
例えば車を行動で運転するには運転免許証が必要で、それを持っているという事は公安委員会が運転する事を許可を出したという事。
このように“公的や正式な許可・許諾”という意味で使う「同意」が“permission”です。
例:
“You need a permission to start a restaurant.”
「レストランを始めるには許可が必要です。」
今回の無断で3回目接種した例で見てみましょう。
看護師2人と薬剤師1人に3回目の接種をした人達は“ワクチン接種を受けたい”という気持ちに納得して打ちました。
注射をする事自体は看護師なら出来るのですが、しかしその注射する事には医師の許可が必要でそれが今回はありませんでした。
ですので接種した人の“consent”はありましたが、医師からの“permission”はなかったという事です。
ワクチンを無駄にしないようにする事は必要だけど、まだ認められていない3回目ではなくまだ受けていない人が打てるようにしていただけたらな。
ちなみに私の自治体は“当日キャンセル枠”というものがあり、それに登録していると当日キャンセルが出た時は連絡が来て打てるそうです。(もちろん即会場に行かなくてはいけないけど)
関連記事:
“コンセント”
Have a wonderful morning