KaKとYoY
2021.08.27 01:54
先日6月の末に、長野の古民家あだむさん家で、陶芸初体験をした。
初体験なので、平皿を作ることになり、2枚作ることになった。
どんなデザインにしよう?
そんなことをつらつら考えていたら、まず一枚はボクが常日頃から言っている渦=ヴォルテックスの意匠にしようと思った。
で、さてもう一枚は何にしよう?
今の情報革命が渦なわけだから、それまでの農業革命〜産業革命へと続くフレーム構造、それは区画された田んぼであり、時空間を縛られたエクセルなのであるが、それをデザインしようと思った。
↓くわしくは、こちらのコラムで!(『仕事人生あんちょこ辞典』より)
そして、できたのが、こちら。
平皿の裏側にはサインを彫る。
なので、ヴォルテックスの方は、陽一郎Yoichiroから、YOYと彫った。陽一郎の陽は、陰陽の陽、陽気の陽でもある。
そうか、つまりヴォルテックスという構造は、陰陽の構造=太極でもあるのだ。
では、もう一枚のフレームの方は何とサインしよう?一枚が陽一郎からYoYなわけだから、角田KakutaからKaKにした。
そうか!!
フレームとは田んぼなのだけれど、そこで永年のボクの想いとまた繋がった。
それは、角田という名字は、カクカクした田んぼ、まさに田んぼof田んぼなわけで、ボクが(新しもの好きなくせに)なかなか会社を辞められなかったのは、そんな田んぼof田んぼな名字に束縛されているからなんだと、自分は遊牧民ではなく農耕民なんだなと以前から思っていて、それが嫌で昨年の誕生日には、角田陽一郎からヨウイチロウへと改名したりもしたのである。
(今年の4月に元の角田陽一郎に戻しましたが。。。)
そうか、角田という名字は、まさにそんなフレームに束縛された意匠だったんだ。
そう気付いた次第。
つまり角田陽一郎という名前は、以前からボクが唱えている、“フレームからヴォルテックスへ”という概念を内包した名前だったんだと、この陶芸初体験で気づいたのでした。
そして、昨日、焼き上がった二つの作品が手元に届いた。
KaKとYoY
この自分の名前からの意匠が、現在の時代の変遷を意味していると、(勝手に)興奮しています。
自分がそう考えているから、そこに意味を見出してしまうのか?
それとも自分の名前にその意味が内包されていたから、そう考えるようになったのか?
そんな想いがつらつらまた巡ってくるわけです。
これは偶然なのだろうか?それとも必然なのだろうか?
なので、そんな今の想いを、アーカイブしといてみようと、こんな文章を書いたわけです。