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もやもや

2018.08.27 02:54

Facebook・宮坂 昌之さん投稿記事 8月22日 

東京都の一ヶ月の調査で「コロナ死者96人の7割がワクチン未接種 2回接種は2%」とのこと。ワクチンはデルタ株になっても強い重症化予防効果を示していますよ。

 反ワクチンの一般の方々、内海聡氏、高橋徳氏、宮沢孝幸氏を含むE専門家の方々、これに対してどう発言するのでしょうか。まさか、効果は強いが毒だなどと言うのではないでしょうね。

https://www.tokyo-np.co.jp/article/125960?fbclid=IwAR3WyjFQ7zeY6pzBW1DrgNZt3xwkbhfiIjrdrL2XVYSFZJWtKKgw5gCp9vc 【コロナ死者96人の7割がワクチン未接種 2回接種は2% 都の1カ月調査で判明 】 より

2021年8月22日 

 東京都内で新型コロナウイルス感染者が増加を続ける中、今月20日までの1カ月間で死亡が報告された感染者96人のうち少なくとも7割が、ワクチンを未接種だったことが都への取材で分かった。専門家は「重症化の予防効果と死亡率低下が期待できる。必ず接種してほしい」と話す。(小倉貞俊)

 都は、医療機関などから毎日報告される新規感染者数や死者数の状況をまとめており、7月19日以降は死者のワクチン接種歴についても統計を取り始めた。

 7月19日から8月20日までに死亡が報告された感染者(男性62人、女性34人)のうち、年代別で最も多かったのが80代の29人で、70代の22人、50代の16人と続いた。

 亡くなった人の大半に基礎疾患があり、最多はがんの19人、次いで高血圧の16人だった。基礎疾患のない人は12人いた。死因は基礎疾患によるケースも含まれるが、多くはコロナ感染症だったとみられている。

 死者全体のうち、ワクチンを1度も接種していなかったのは68人(71%)で、1回接種のみが12人(13%)、2回接種済みが2人(2%)。医師が聞き取りをしておらず接種歴が不明な人は14人いた。

 2回接種した後の「ブレークスルー感染」で亡くなった60代の男性はがんの基礎疾患があり、6月に接種を終えていたが、今月上旬に感染して死亡。高血圧だった70代の女性は7月末に家庭内感染し、今月中旬に死亡。ともに死因はコロナ感染症だった。

 都によると、都内のワクチン接種状況(18日時点)は、12歳以上の接種対象者では1回目が56.1%、2回目が40.4%。65歳以上(医療従事者を除く)は1回目86.1%、2回目81.7%だった。

 21日に報告された死者6人(30~80代)も全員がワクチン未接種だった。

◆専門家「ぜひワクチンを打ってほしい」

 都モニタリング会議のメンバーを務める国立国際医療研究センターの大曲貴夫医師は、未接種者の死者が多い点について「基礎疾患や体調変化の不安から接種を控える人が少なくない。接種予約の手続きなどにハードルがある独居の高齢者には、地域や行政でのケアが必要だ」と指摘。「ワクチンの効果もあって1月の『第3波』より死者は明らかに減っている。ぜひワクチンを打ってほしい」と話している。


Facebook・宮坂 昌之さん投稿記事 8月25日 

現在の政府の専門家会議には免疫学者が入っておらず、政府の施策には免疫学的観点に立った考え方が十分ではありません。

 そんなことから、平野俊夫氏(量子科学技術研究開発機構理事長で阪大時代の同僚の免疫学教授)と相談をして、下のような提言書を、菅総理ほか、西村、河野、田村、荻生田各大臣にお送りしました。以下の記事は平野氏の投稿をシェアしたものです。

 既に、首相補佐官からは、受け取った、きわめて適切な提言と思われる、抗体カクテルの確保に全力を注ぐ、とお返事がありました。

 また、今朝の政府の発表では抗体カクテルの外来投与を認める方針に変わっていくようです。

 (1)予防はワクチン、(2)治療は抗体カクテルのごく初期での投与、これが新型コロナ対策としてはもっとも大事であり、このような免疫学的アプローチがまさにコロナ対策の「両輪」となるべきです。

 なんとか政府が今後も続けて免疫学的アプローチの重要性を理解していってくれるといいのですが...。

平野俊夫

8月25日 9:00 ·

新型コロナウイルス感染症に対する緊急提言を政府に提出!

菅総理大臣と関係閣僚4人(西村大臣、田村大臣、河野大臣、萩生田大臣)に、宮坂昌之氏と共同で緊急提言書を昨日送付しました。

以下に、提言書全文を掲載します。

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新型コロナウイルス感染症に対する免疫学者からの緊急提言

令和3年8月24日 

量子科学技術研究開発機構理事長、大阪大学名誉教授

平野俊夫 (専門:免疫学)

大阪大学免疫学フロンティア研究センター招へい教授、大阪大学名誉教授 宮坂昌之 (専門:免疫学)

新型コロナウイルス感染症は、日本では第5波の勢いが止まらず、デルタ株など感染力の強い変異ウイルスの出現により楽観できない状況が続いている。幸い政府の努力により65歳以上の高齢者のワクチン接種は85%を超え、高齢者の新規感染者と重症者数は激減した。一方で、若者を中心に連日2万人以上の新規感染者が続き、さらに40−50歳代など65歳未満の重症患者が増えて、医療崩壊寸前の状態である。このような状態のもと、不十分なのが、免疫学的視点からの予防と治療に関する施策である。その観点から、われわれは免疫学者として、以下に3つの緊急提言を行う。

提言1:50歳以上およびハイリスク新規感染者全員に感染のごく初期に抗体カクテル薬を投与すること。

提言2:年内できるだけ早期に12歳以上の国民の80%にワクチン接種完了すること。

提言3:以上にもとづき、新型コロナウイルス感染症克服へのロードマップを提示すること。

提言1

50歳以上の新規感染者およびハイリスク患者全員に感染のごく初期に抗体カクテル薬を投与すること

デルタ株の場合、人流抑制や3密回避などの対策だけでは新規感染者、重症者や死者数を十分には抑制できない。この状態を防ぐには、50歳以上の新規感染者および持病によるハイリスク患者全員に、感染確認後、直ちに抗体カクテル薬を投与することが必要である。

抗体カクテル医薬の早期投与により70%以上重症化を防ぐことができる。本来は40歳以上の感染者全員への投与が理想だが、現在の抗体カクテル薬の確保量を考慮すると、50歳以上および持病があるハイリスク患者全員に投与することが適当であろう。このためには、自宅療養や外来での抗体カクテル薬投与が理想だが、早急に対応する必要がある。したがって、現在の酸素投与ステーションの機能を拡大して抗体カクテル薬の投与をするとともに、ホテルなどの療養施設でも抗体カクテル薬が投与できる体制を整える。

抗体医薬はこれまでに約10年間、関節リウマチ、癌、白血病や免疫不全の治療で広く用いられており、大きな副作用はきわめて稀である。同様に、抗体カクテル薬の重篤な副作用も稀であり、1泊2日とすれば経過観察が可能である。一方、抗体カクテル薬は重症化してからでは効果はほとんどない。あくまでもウイルス量が増える前に投与する必要があり、感染後7日以内が投与の目安であり、早ければ早いほど効果がある。従って入院患者など既に病気が進行している患者より、軽症患者に投与するほうが、効果がずっと高い。

政府の手持ちを短期間に投与すべきだと考える。例えば、50歳以上の新規感染者2500人に毎日投与しても、もし7万回分あれば28日間投与可能。効果は開始後2週間以内に顕著になり新規重症患者の数は激減すると考えられる。一方、抗体製造企業は資金さえあれば抗体の増産は可能であることから、政府はそのための援助を行って抗体カクテル薬(リジェネロン/ロシュ/中外)の追加確保に努めるとともに、現在第3相臨床試験中であると伝えられているアストラゼネカやイーライ・リリーなどの抗体カクテル薬の確保にも努める。

提言2

年内に12歳以上の国民の80%にワクチン接種完了すること

感染性が高く重症化率も高くなっているデルタ株流行の折り、ワクチン接種を可能な限りスピードを上げて推進することが、最優先事項の一つとなる。

幸い、デルタ株に対してもワクチンは依然として重症化抑制率は90%前後ある。従って可及的速やかにワクチン接種を加速しなければならない。特に重症化率が比較的高い40歳以上へのワクチン接種率を加速する必要がある。

欧米でもワクチン接種率が50%を超えた頃より新規感染者数と死亡者数が減少に転じたが、デルタ株の出現により、ワクチン接種率を80%〜

90%に引き上げる必要性が出てきた。ワクチン接種を加速して年内の早い段階で12歳以上の国民の接種率80%を達成し、その後は90%を目指す必要性がある。

1日120万回接種すると60日で7.2千万回可能、現在1.1億回完了しているので、合計1.8億回となり、12歳以上の国民の約80%が完了する。その後は90%が視野に入る。

ただし、学童は夏休みが終了すると、大規模接種会場には来る機会がない。このため、学童に接種するためには、職域接種で行ったように、各学校で希望者に対してワクチン接種をする必要がある。これに向けて、学童の保護者に対してワクチン接種の安全性と必要性をさらに積極的に広報する必要がある。

提言3

新型コロナウイルス感染症収束へのロードマップを提示すること

新型コロナウイルスとの戦いは長期戦である。国民の理解と納得を得るためには、新型コロナ克服へのロードマップを提示する必要がある。

以下に、たたき台を示す。

第1段階(8月から9月末)

① 人流抑制などの社会的距離政策により新規感染者数を抑制するとともに抗体カクテル薬で新規重症患者数を抑制する。

人流抑制と抗体カクテル薬投与は相乗効果があり、これらの組み合わせにより、新規感染者と新規重症者数が相乗的に減ることが期待される。引き続き病床確保に努めて医療崩壊を阻止する。9月中にコロナ病床や重症病床などの充足率、新規重症者数などを目安にして、緊急事態宣言解除を目指す。

② ワクチン接種加速により(120万回/日)、9月末までに1.6億回達成し、国民のワクチン接種率70%を目指す。

 12才以上の学童の接種を進めるために、学校での希望者接種に必要な広報・社会啓発活動を行い、このための体制を構築する。

第2段階(10月から12月末まで)

ワクチン接種をさらに加速して、年内に12歳以上の国民のワクチン接種率80%を目指す。

特に比較的重症化しやすい40歳以上〜65歳未満の国民(約4200万人、全国民の約33%)のワクチン接種率を可及的早期に80%にすることにより、状況は大きく改善する。

40歳以上〜65歳未満の国民のワクチン接種率80%達成時点で、慎重に対応しながら、社会活動をほぼ正常化する。

第3段階(2022年1月から6月)

感染対策は継続しながら社会活動を正常化する。

全国民へのワクチン接種を目指すとともに、ワクチンの追加接種(=3回目の接種)を開始する。

以上のロードマップは必要に応じてアップデートする。


8月25日 

日本でもアストラゼネカのワクチン接種が始まりました。感染予防効果はファイザー、モデルナより若干低いですが、幸い、重症予防効果はファイザー、モデルナとほぼ同じぐらいあります。さらにもう一つ安心する情報です。

 英国医学誌Lancetに載った情報です。アストラゼネカワクチン(以下、アストラ)2回接種では中和抗体のでき方が少し低めなのですが、アストラ1回目のあとの2回目の接種にモデルナを使うと、85%の人にアルファ、ベータ、ガンマ、デルタ株を含むすべての株を中和できる抗体が出来ていることがわかりました。まだ少数例での検討ですが、データは非常にきれいです。

 このことから、1回目アストラ、2回目をモデルナあるいはファイザーという組み合わせにすると、変異株に対しても高い感染予防効果が得られる可能性が高いと思われます。

 現在、デルタ株による家庭内感染が始まり、今後はいつ誰が感染するかもわかりません。したがって、早い段階でのワクチン接種が望まれます。あとで別のところに書きますが、新型コロナでは、感染による集団免疫獲得は不可能です。今後は、ワクチン接種のみが唯一の可能性で、ブレークスルーが出たら抗体カクテル投与で対応することになるでしょう。


8月25日 

北野宏明さんのFB投稿のシェアです。若い人は重症化しない、ワクチンは怖いので打たない、と言っておられる方々、ぜひご一読ください。

https://noah622haon.hatenablog.com/entry/2021/08/23/202425?fbclid=IwAR3z2JFoORa3K349zOltAQ3PHrGiPuwIdsSHGffx-V1iqcjJ0azEdPXW-_8【コロナはめちゃくちゃ怖いよという話】

コロナの記録

お久しぶりです。実は私、齢22にしてコロナウイルスに感染し、10日間ほど入院をしていました。

[追記]質問が多かったので。ワクチンは予約してたんですがその数日前に感染し、一回も打てないまま泣く泣くキャンセルとなりました…誰かキャンセル枠で打っててくれ…

ちなみにPCRをしてくれたお医者さんによると「ワクチン打つ前にかかる人ばっかりですよ」とのことでした。みんな早くワクチン打とう。手遅れになるぞ。

自分が思ってたよりきつかった。いやトップクラスにきつかった。

なので、自分の記録だけでなく、ぜひ皆さんにコロナの怖さと、自分が体感してきた医療体制の混乱を、共有しておきたいと思います。

はてなブログのシステムすらロクに分かってないブログ初心者の文章なので、多少の言葉のあやとか違和感とかは大目に見てください。

1.入院に至るまで

2.入院から退院まで、その後

3.コロナについて知っておいてほしいこと(絶対みて!!!!)

4.さいごに

1.入院に至るまで

発症から入院まで、病気の進行度合いも含めていろいろあったので書いていきます。

自分の思っていたよりも症状が重くなるのが早く、驚いた記憶があります。

けっこう長いので、時間のない人は3から読んでね。3は読んでください。絶対。

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【それまで】

都内23区外で一人暮らしの22歳。喉の痛みが2日くらい続く。風邪とも言えないレベルのもので、龍角散舐めてれば全然耐えれる。

【1日目(2021/8/5)】

喉の痛みが増す。熱が37℃を超す。(平熱36.5)

【2日目】

熱が38℃を超える。顔めっちゃ熱い。たまに39℃になる。

【3日目】

喉痛すぎ。過去に喉の病気で窒息しかけた経験があり、この病気の再発かもと思って119番(放っておくと泡を吹きながら倒れるそうでそれが怖かった)。土曜&発熱があったため受け入れてくれる病院がなかなか見つからない。3時間くらいかかってやっと病院に行く。

ついでにやったPCR検査でコロナ陽性とわかる。点滴だけしてこの日はとりあえず帰宅。

【4日目】

波乱の1日でした。

23:00

喉の痛みが増して水が飲めないくらい痛くなる。明日まで待てる余裕がないくらいきつくてまた119番。

しかし保健所に「入院の必要なし」と判断されて一回救急車帰る。

親がブチギレてまた電話をかけ、救急車まさかの2回目の訪問。

入院できる病院を探してくれることに。しかし日曜なので病院は全然見つからない。

自宅待機のまま、救急隊員の人たちが必死に病院を探し続けてくれる。水が飲めないので氷を口の中に入れ、溶かすことでなんとか命をつなぐ。

声が全然でない。病院受け入れてくれなさすぎて笑いが出る。笑い声は出ない。

6:00

探し始めてから6時間経過し、やっと入院できるアテが見つかる。病院の確認が取れすぐに救急搬送。病院に電話繋がるのすら30分くらい待った記憶。

日はとっくに上っていて、もうランニングしてる人とかいた。元気なのに担架で運ばれてちょっと恥ずかしかった。

6:30

病院着。そのままベッドへ。重症化するリスクがないかどうかの一連の検査をしてもらう。血液検査でボトル3本分の血を抜かれ手が壊死するかと思った。

水分の点滴をお願いしたが早急に必要な処置ではないと言われ放置される。この時のお医者さんまじでイライラしてる感じで怖かった。口の中パッサパサ。

8:00

ついに点滴をもらう。死を回避。

入院生活始まる。

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ここまでで知っていただきたいのは、

救急車を呼んでから病院に行くまで6時間、点滴をもらうまでに8時間かかったということ。

酸素が必要なくらい深刻なのに入院できず…みたいなニュースが増えてきたと思いますが、これ他人事ではないんですよね。

救急隊員の方たちができる処置は非常に限られており、またコロナが陽性かどうかに関わらず、発熱のある患者を受け入れられる病院は多くないため、普通にたらい回しにされます。

2.入院から退院まで、その後

波乱の4日目を超え、なんとか入院へ。しかし、本当の苦しみはむしろここから始まるのであった…

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【入院1日目(2021/8/9)】

いろんな説明を受ける。コロナがうつってはいけないので、基本的に移動は病室とトイレ・風呂のみ。コンビニも外も行けない。

必要なものは全て看護師さんに伝えて持ってきてもらうシステムです。

4人の大部屋で、反対側のおじさんの独り言がうるさかった。でも僕の咳もうるさかったよな。死ぬほど出てたもんな。ごめんな。

ちなみにこのおじさんは血糖値が高かったらしく、毎日インシュリン注射をしていました。(追記:後述のデカドロンという薬が血糖値を上げてしまう作用があるらしく、その影響で注射をしていたのかも。自分もこの薬の投与中は毎日朝と夜に血糖値を測っていました。指に刃物ついたペンみたいなのでカシュってやって血出すやつ。)

【2日目・3日目】

点滴と薬をもらいながら入院生活。

朝早く起こされるわりにイベントが全くなく、暇を持て余す。

朝6時に起床し、22時消灯。日が昇る時間に寝るゲーマーにはきつい。ローランドやビートボックスのYouTubeに謎にはまり、時間を潰す。

ちなみに毎日朝と夜注射をされる。あんまり痛くないけどちょっと嫌だった。

声が全然でない。ナースコールしても伝えられないので、スマホのメモ帳に伝言を書いて見せてた。めちゃくちゃ不便。

3日目にコロナ専用病棟へ。大がかりな移動の末、個室を獲得する。

空調の調節があんまりよくないのと、Wi-Fiが弱くて萎える。

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病室の監視カメラ。「容体が急変してないか、死んでないかを確認するためです」とのこと。死んでないかっていう言い回しが普通に怖かった。

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コロナ専用病棟の個室にあった機械。なかなかにうるさい。

(追記:部屋内の気圧を下げることで換気をし、ウイルス汚染された空気が病室外の病棟に出てしまうことを防いでいるようです。教えていただいた方ありがとうございます。)

コロナ病棟の看護師さんたちはほんとにいい人ばっかりで、色々と救われました。感謝。

【4日目~6日目】

4日目にSpO2(酸素飽和度。血中のヘモグロビンがちゃんと酸素を運べているのかを確かめる指標で、正常値は96とか。94を切ると注意が必要で、90を切ると危ないらしい。)

の値が94を切り、酸素吸入が必要になる。肺炎にもなっているらしい。

酸素吸入のはじまりはじまり。

22歳、まさかそこまで悪くなってるとは思ってなくて凹む。

とはいえ酸素ボンベも足りていないらしく、そこまで深刻ではなかった自分は病室の機械からの吸入だった。トイレに行くときだけ外れる。

SpO2値が正常化を確かめるために、指に計測器をつけて常にモニタリングする。94を切るとアラームが鳴り響く。

これがうるさいのなんのって。

喉痛い + 熱が常に39℃オーバー + 酸素吸入で喉乾燥しまくり + アラーム音うるさすぎて寝れないで精神が崩壊しかける。睡眠薬をもらってギリ寝てた。

この時が一番きつかった。死を考えた。そこまで重くないけど。でも間違いなく人生でトップレベルの辛さでした。

ついでに味覚も死ぬ。味の薄い病院食がもっとまずくなる。龍角散を舐めながら白米を食べるという、およそ人間とは思えない食生活が可能になる。

【7日目】

個室に来てから飲んでいた「デカドロン」というごつい名前の五角形の薬のおかげで、少しずつ良くなり始める。熱が少しだけ下がる(38℃くらい)。

ありがとうデカドロン。ウルトラ怪獣かトランスフォーマーの敵にいそうな名前だね。

【8日目】

熱下がる。酸素吸入も外れ、ほかに酸素が必要な人がいるので大部屋に移動になる。

しかし指のモニターは外れずストレスは溜まる。ほんとにうるさかった。6日目とかほんとに機械壊そうかと思った。

【9日目・10日目(2021/8/18退院)】

熱が下がってから3日経てば感染の心配はなくなるらしく、それまで病院で過ごす。最終日にやっとモニターも外れる。そのまま退院。結局声は一生出ないままだった。

「主治医さん来ますよ」と伝えられていたが最後まで会うことはなく、タクシーで病院に別れを告げる。外は暑くてびっくりしたなあ。

【退院後】

退院してすぐにピザをドカ食いした。人生で一番おいしいピザでした。ありがとうピザーラ。案件待ってます。

声は退院して5日経ったけどまだちゃんと出ない。味覚もまだ本調子ではなく、たまに死ぬ。10日間ほぼ寝たきりだったので最大HPが100→5くらいに下がる。スーパーに買い出し行くだけで、1日中出かけてましたか?みたいに疲れる。

伝染る心配はないそうだけど、声がカッスカスだからあんまりお店とかも行けないですね。

[8/24追記] 微熱(37℃台)と頭痛が出てきました。後遺症ですかね。無理せず休みたいと思います。味覚は少し良くなりました。声は終わっています。

3.コロナについて知っておいてほしいこと(絶対みて!!!!)

ここまでダラダラとコロナがきつかった話をしてきましたが、ここからが皆さんに知っておいてほしいこと。ここ一番大事だから絶対読んで。特に若い人。

コロナは若くてもちゃんときつい

22歳で入院して酸素吸入までしてるんだから間違いない。何度も書いたと思うけど、ほんとにちゃんときつかった。人生の中で2番目にきつい病気でした。ちなみに1番は喉の病気で窒息しかけた時のやつ。もしくは親知らず抜いたときの痛み(そんなに辛くなくね?って言われたので後述)。

若くても死にかけるかもしれないし、風邪程度で終わるかもしれない。コロナの本当の力がまだわかっていないからこそ、どこまで悪くなるか知れない、そんな恐ろしさがあります。

医療体制はもう限界に近い

医療のことなんてこれっぽっちも知らない自分の目から見ても、病院の中は地獄のようになっていました。

看護師さんは日々押し寄せる患者の対応でバタバタ、毎回感染対策の防護服を着ないといけないため汗だく。コロナ専門のお医者さんも足りないらしく、僕は結局最後まで自分の主治医さんに会うことはできませんでした。

保健所もパンク寸前。電話での濃厚接触者の確認もできないくらい、感染者は急増しています。

東京都 新型コロナウイルス感染症対策サイト | 東京都 新型コロナウイルス感染症対策サイト

↑これもぜひ見てみてください。入院調整中11,479人に対して、入院数たったの4,034人(2021.8.23現在)。「医療崩壊」と言われる現実が分かると思います。

救急車を呼んでも安心できない

救急車は搬送できる病院を探すまでが仕事です。車内では処置もあまりできないし、病院が空いてない今、119番したとしても受け入れ先がなく、救急車が帰ってしまう可能性は全然あります。6時間かかったとしても入院できた自分は奇跡なくらいです。

死にかけていても入院できない時がある

知っておいてほしいのは、現状、僕みたいな症状で入院できるケースは非常にレアだということ。僕が入院できたのは過去にかかった喉の病気(急性声門下喉頭炎というやつでした)の心配があったため&たまたまベッドに空きが見つかったためで、つまりとてもラッキーだった、ということです。

ニュースで報道されていることと思いますが、SpO2の値が90を切っても自宅にいるしかない人など、今は出てきてしまっています。

ちなみに看護師さん談では、酸素飽和度がそこまで下がると「今まで経験したことのないレベルで、死ぬほどキツい」そうです。重症患者も生で見てきたであろう人の言葉、刺さる。

「軽症」はぜんぜん辛い

僕も「軽症」というくくりで入院しましたが、これ一般人の感覚では全然それ以上です。喉が痛すぎて水が飲めないんだよ?「軽症」ではないよね。それでも入院時、4人の大部屋の中で一番症状が軽いと伝えられました。

僕は途中で肺炎にかかり中等症になりましたが、これで人生の辛いことランキングの表彰台に一気に躍り出ました。一般人感覚では重症レベル。

かからないに越したことはないから、感染対策を徹底してほしい

これに尽きます。だって死ぬかもしれないんだよ?緊急事態宣言が連発されて、もう危機感なんて消えていることと思います。自分もそうでした。

正直舐めてた。で、かかった。きつかった。(来た、見た、勝ったみたいな構文ですね)

実際かかってみて、入院してみて、医療体制の混乱を目の当たりにして、「これはとんでもないことが起こっているな」と、肌で感じました。だからこそ、これ以上自分みたいに調子に乗ってる人は増えないでほしいと思うし、皆さんにはまずかからないように最大限力を注いでほしいなと心から思っています。

日々の消毒、ほんとに大事です。また自分はポリ系素材のマスクをずっとしていましたが、不織布のほうが絶対いいと思います。人の多いところでは特に。

ワクチンも打とう。最初に書いたけど、「打つ前にかかる人」、多いみたいです。

4.さいごに

ここまで駄文&長文を読んでいただき、本当にありがとうございます。

少し外出を控える、念入りに消毒や手洗いをする、そんな小さなことの積み重ねでも感染リスクは大きく減らせるものと思います。この記事を読んでくださった方が、これをきっかけとして少しでも行動につなげてくだされば、これ以上嬉しいことはありません。

そして最後に、コロナを舐め切って感染したあげく入院までした22歳の若造を含め、日々死ぬほどたくさんの人たちがコロナにかかる中、感染のリスクを背負いながらも日々対応をしてくださっている医療従事者の方々、本当に感謝してもしきれません。おかげで命を救われました。ありがとうございます。今後も本当に厳しい状況は続くかと思いますが、どうかご自愛なさってください。

自分はせめてこの経験をできる限りシェアすることで、コロナの怖さと現状を知ってもらえればと思い、記事を書かせていただきました。

みなさんの無事を、心よりお祈りいたします。

[追記]

心配のメッセージをくださる方、ありがとうございます。もうあと声だけだから大丈夫だよ、ゆっくり過ごして治しますね。

みんなは消毒しまくってコロナやっつけてくれ~

暇を持て余して2時間くらいで書いたこの記事がすごく伸びてくれているようで…まずいこと書いてないかな。炎上しないかな。

冗談はさておき、これをきっかけとして、皆さんの中のたとえ一部でも、前よりほんのちょっとだけ、危機感を持ってくれていたら本当に嬉しいです。若い人もちゃんと辛いからお気をつけて。

ちなみに親知らず抜いた時の痛みについてですが、自分は生え方がよろしくなかったようで、局所麻酔→歯茎を切り開く→親知らずを無理やり砕いて摘出 という処置をしてもらいました。歯茎が少し腫れてたので麻酔が思うように効かず、これまた人生でトップレベルの痛みでした。「痛かったら手上げてください」で手上げっぱなしでした。痛みに弱いだけかもしれないけど。でもめちゃくちゃ痛かった。


20時間前 ·

新型コロナのmRNAワクチンの副反応は、確かにこれまでのワクチンに比べて強めであり、心筋炎、心嚢炎も頻度が少ないものの報告されています。ここで大事なことは、実は心筋炎も心嚢炎も新型コロナ感染でもしばしば報告されていることであり、ワクチン接種よりも実際の感染のほうでより高い発症リスクがある可能性です。

 これについて、New England Journal of Medicineに、イスラエルにおけるファイザーワクチン接種者と非接種者それぞれ約88万人について、ワクチン接種後、コロナ感染後それぞれの疾患の発症リスクについて比較検討した結果が報告されました(一番目の写真が論文表題)。

 図2に、接種後、感染後に見られた各種疾患の発症リスクが個々に示されています。結果を図の右に書いていますが、次のことがわかりました。(1)ワクチン接種ではリンパ節腫脹と心筋炎の発症リスクが非接種者に比べて約3倍高まりますが、頭蓋内出血、肺塞栓症の発症リスクは逆に減っています(mRNAワクチンはリンパ節にデリバリーされるのでリンパ節腫脹は当然です)。(2)新型コロナ感染では急性腎障害、不整脈、深部静脈血栓症、頭蓋内出血、心筋炎、心嚢炎、肺塞栓症の発症リスクが3~10倍高まっています。

(3)心筋炎、心嚢炎に関しては、ワクチン接種よりコロナ感染のほうがずっと発症リスクが高くなっています。

 図3は以上のデータを可視化したものです。急性腎障害、不整脈、深部静脈血栓症、頭蓋内出血、心筋炎、心嚢炎、肺塞栓症などの重篤疾患の発症リスクは、すべてコロナ感染のほうがワクチン接種よりはるかに高いことを示しています。

 以上まとめると、約170万人のデータが示すことは、ワクチン接種よりも新型コロナ感染のほうが、はるかに重い病気を引き起こします。ワクチン接種を受けるほうが、コロナにかかるより、安全とも言えるでしょう。