わたしの頭の中の巻物の山
普段の仕事、そこそこルーティンワークなところがあるので、惰性で動いていても安全に支障がない時にはよく考え事をしている。
今読んでいる本の事とか、ブログ何書こっかなとか、今日の晩飯何作ろうかとか、そういや結局ハサウェイ観に行かなかったなとか、とかとか。
そういったものを頭の中でぐるぐる考えていると、中には「あっこれはいい考えかも!」というものもある。出来ればそのままどっかに霧散させてしまうことなく、何かしら形としてしまいたい。そう思ったところで、しかし今は仕事中だし手に持つ諸々をほっぽり出して私事に熱中するわけにもいかない。とりあえず頭の中にメモっとく。
そう、頭の中にメモしておく。そういう行動?を取る。
しかし、まぁおおよそ予想は立てられるけれど、そうやって頭の中にメモしたはずのあれやこれやはどこかへ旅立っている。威勢が良く新鮮なアイディアほど、その瞬間に押さえつけないと瞬く間にどっかへ行っちゃう。大抵そういう考えなんて思いつき100%でミッドナイトハイなソレにとてもよく似ていて全く使い物にならないものばかりなんだけれど、そういうことにしておく。
とはいえ、そんなこと毎日繰り返してたら、さすがに「これは使い物になるのでは?」という考えも出てくるこたぁ出てくる。一回起こしたメモを頭の中で再見していると、ここはこうこうこうした方がよりいいのでは?あとそれならこっちもこうした方がよりいい感じなのでは?などなど、上手い事いくとより広がりが出てくる。
そうなると一枚のメモ用紙ではなんとも頼りない。ガンガンに書き足していく。いつの間にか長々と話が発展していって、起点がどんなものだったのか及びつかないほどになっている。
そうなるといよいよ収集がつかなくなるから、いったん巻き取って手軽にしといて、その辺に置いておく。
そうやってできた巻物の山が頭のその辺にある。
たまに紐がほどけてぐしゃぐしゃ書き込んだものがブワッと出てくるけれど、なんでそんなことを思ったのか全然わからないほどにトンチンカンな事が書かれていたりする。いつの自分がこんな事書いたのか知らんけれど、酷い。と、まるで他人事のような感想を抱く。
たまには頭の中の整理整頓もしときたい。