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幸福感や知識は人を束縛する

2017.02.26 23:13

人生のカラクリとカルマを知り、愛に生きるお手伝いのラーデーラーデーです。


ジョーティッシュのセッションでは、お一人お一人の生まれ持ったカルマを一緒に見ていきます。


その時に、よく

「大変な時だからこそ、

本当の人生の目的や大切なこと

について、考えますね」

というお話になります。


教典「バガヴァッドギーター」にも、以下の様に、語られています。


「豪勇の士アルジュナよ。

物質自然から三つの性質、  

徳性(サットワ)、

激性(ラジャス)、

無知性(タマス)が生まれ、
これらが、

肉体に住む不変の魂を縛り付ける。


罪なき者よ。

この中で徳性(サットワ)は、

 清らかで光輝き、

人を罪の反動から自由にする。

これは

幸福感と知識で

人を束縛する。」

(14章5-6節)


アーユルヴェーダなどを学ばれている方はご存知だと思いますが、

私たちの心や体はこのサットヴァ、ラジャス、タマスのエネルギーで結ばれて、動かされています。


一般的にサットヴァというのは、

幸福感であり、

アーユルヴェーダや様々な健康法は

このサットヴァを良い状態とします。


しかし、

驚きなのはこの節には

「幸福感と知識で人を束縛する。」

書かれていることです。


幸せすぎたり、

知識を持ちすぎると、

結局それに縛られ、

本当に大切なことや、

自分が大きな魂に仕える小さな魂であることを、

忘れてしまう。


では、

幸福も知識もないほうがいいのか、

という疑問が生じますが、


だからこそ

「本当に大切なものや本当の幸福感や知識」

を悟っている生きている師や人々に

会って習っていく、

保護を受けることが必要なのだ、

あらためて感じさせていただく節です。


ラーデーラーデー!