連載 x≒Lolita Lab by ISEYA 第5回
御晩でございます。ISEYAです。
前回を読んでいただいた皆様、そして初めての皆様、今回も楽しく新しいロリータファッションを生み出していきたいと思います!
ところで、季節は秋の始まり、9月となりました。
特に秋は色んな食べ物が旬を迎えるので、スーパーに行くと美味しそうな食べ物が沢山あり見ていて楽しいですね。
はしたないと理解しつつ、ちょっぴり誘惑に負けてしまい、ふっくらと可愛げが増してしまう、乙女には魔の季節です。
ですが、乙女も食べてばかりではありません。
乙女は美しいものが大好き。美しいものといえばそう
中秋の名月
の季節です!
秋は空気が最も澄み、お月様がとても綺麗に見えます。
そして、旧暦8月15日は最も美しいお月様を見れると言われています!
お月様は昔から日本人に愛されていますね。太古には縄文時代、アニミズム(精霊信仰)の元にお月様を信仰していたとも言われています。
それから和歌や御伽噺、そして現代にもお月様を題材とした魅力的な作品が沢山ありますね。
中秋の名月といえば『お月見』が欠かせません。
ススキや収穫した作物、お月様に見立てたお団子をお供えし、神様に感謝を伝えます。
ちなみにお月見の日は、お供え物を盗んでいいと言われています。
その昔、子供達は月の使者と言われており、この日だけ許されていました。
また、盗まれると縁起がいいと伝えられています。この風習を『お月見泥棒』といいます。
ところで、お月様にはうさぎがいるとよく言われていますね。
お月様の模様がそのように見えるとも言いますが、何故そう言われているのでしょうか。
といった健気なお話です。諸説があるので大まかに説明しました。
ただ可愛いうさぎというだけでなく、こういった背景も踏まえるといつも見るお月様がまた違う表情で見える気がします。
ちなみに餅つきをしていると言いますが、こちらも諸説があり古代中国でうさぎが杵と臼で不老不死の薬を作っている、または望月からきているなど色々あります。
ということで今回はそんなうさぎの、可愛さだけでなく慈悲深く健気な姿も懷いながらロリータに落とし込んでみます。
Style 5『優しき玉兎』
解説です。
かつて日本は月を信仰していました。
日本の三貴神がいます。その一柱、月読命はお月様を司る神様といわれております。
うさぎは畏敬する神様の元、幸せな日々を送っているといいですね。
ちなみに満月にはズレがあるので、今年の中秋の名月は『9月21日』となります。15日ではないのでお間違いなく!
各々の想いを馳せて、楽しく観月したいですね。
次回は10月1日更新予定!
次回の更新をお楽しみに!
〈Profile〉
ISEYA
ロリータファッションの魅力の虜囚となり、ルナティックな絵や漫画をインターネットで発信し続けている。臥竜鳳雛。
本連載では昨今のロリータファッションと東洋史学を組み合わせながら、新たなスタイルを全力妄想!
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