二月は桜。陽明山へお花見へGO!(2012.02)
台湾で二月の花といえば桜。例年二月の中頃から末にかけて花盛りを迎える。今年は、先週あたりからあちこちで五分咲きを迎え、本格的に花見の季節を迎えた感じになってきている。
台北で一番お手軽でポピュラーな花見スポット陽明山では、今年も2月10日から3月14日までフラワーフェスティバルが開催されている。台北市が運営する陽明山フラワーフェスティバルのサイトでは、開花状況が告知され、SNSでも盛り上がりを見せている。
ただ残念なことに、先週頭までとてもいい天気が続いていて良いお花見日和だったのに、週の半ばから長雨に突入して気温が下がってしまった。せっかく五分咲きになったのに、せっかく四連休中なのに、花が散ってしまわないか、行く予定のない私まで心配になってしまう天気だ。
そういえば、以前初めて陽明山のフラワーフェスティバルに一人で行った2012年時も、うす曇りの寒い日だった。今日は、その時の写真でフラワーフェスティバルの様子を少しご紹介したいと思う。
陽明山のフラワーフェスティバルといえば、まず思い浮かぶのがメイン会場の花文字や花時計だ。写真撮影スポットとしても、道しるべ的にも非常に役に立つフェスティバルの顔的な場所になっている。
週末は特に、陽明山の各スポットを結ぶシャトルバスもいつもより多く、観光しやすくなっている。
桜の花の種類は、台湾で一番多く見かける台湾の山桜をはじめとして、日本の園芸種の八重桜、昭和桜、吉野桜なども植えられている。そのため桜の種類によって開花時期が微妙にずれていて、割と長い期間、いろいろな桜を楽しむことができるようになっている。
ただし、日本の各地でよくみられるようなソメイヨシノ並木のような爆発的に圧倒的な分量で迫ってくるような桜並木を見ることはできない。これも恐らく、桜の品種による花の付き方の差が出ているように思う。
二月の末くらいから三月にかけては、ツツジも花盛りを迎える。満開の桜の下に満開のツツジという光景を見ると、日本からきた身としては「はて、今は何月なのかしらん?」と、ちょっと不思議な気持ちもしてくる。
山の上は台北市内より気温が低く、天気もより変わりやすいので、出かける際には注意が必要だが、雨さえ降っていなければ、多少肌寒くても十分に桜の美しさを堪能できる。帰りは北投や紗帽山の温泉によって温まってもいいだろう。
陽明山フラワーフェスティバル
会期:2017年は2月10日から3月14日まで
交通:MRTMRT劍潭駅から紅5バスで終点下車
MRT北投駅から小9または129バスで終点下車