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元美浦トラックマンの競馬血統ブログ

ホワイトミーティアの20 キャロットクラブ 2021年度募集

2021.08.29 03:12

ホワイトミーティアの20 募集価格1800万円

牝 吉岡厩舎 ノーザンF生産

父リオンディーズ 母父ゼンノロブロイ

本馬はリオンディーズ産駒と相性に良い血に加え、緊張→緩和が綺麗な好配合馬。リオンディーズ産駒は母が非Northern Dancerクロスの方が良く、本馬の母は5代アウトでNorthern Dancer(Icecapedeはあるが)を持たない。

祖母ガヴィオラはRide the Trails≒Lady Ann’s Key 2×2を持ち、ナスキロの柔らかさを強く伝える。それと同時にパワーの血が少なく緩さを出すのも特徴。そのため、締める血の影響が強いリオンディーズといかにも相性が良さそう。ガヴィオラの牝系は牝馬だとパワー不足を露呈してしまうきらいがあるが、この配合ならなんとかなると思いたい。

◆ガヴィオラの血統構成(Ride the Trails≒Lady Ann’s Key 2×2)

また、リオンディーズ産駒はIcecapede、Sir Gaylord≒Secretariatの血とも相性が良く、この2つの血を持つノーザンF生産馬は、アナザーリリック、ファイアーフロートの2頭だけ。前評判が高くなくても走る下地はある。

◆ホワイトミーティア・アンソロジー・ヴィンテージローズの血統構成


これがリーディング下位厩舎なら悩ましいところだが、吉岡厩舎なら手放しに喜べる。今年3年目で現在リーディング22位、スマッシャーで初の重賞制覇を果たした若手の有望株。山内厩舎を引き継いだことも好成績の要因の1つではあるが、現3歳馬や地方転入馬でも結果を残しており、決して一時のものではないだろう。元々、角居厩舎で多くの名馬を担当した腕利きの調教助手の1人。経歴ではノーザンFとの関連は薄いものの、その手腕からノーザンFからも期待され始めている印象だ。


【総括】

リオンディーズと相性抜群の血統構成の母ホワイトミーティア。母の産駒は結果が出ておらず繁殖能力に疑問が残るものの、本馬の祖母ガヴィオラは米国GⅠ馬と競走能力が決して低いわけではない。パワーさえしっかり補完できれば、突然走ってもおかしくない。

吉岡厩舎×ノーザンF生産馬の成績から、着拾い含めて賞金を加算するイメージが持てるだけに、募集価格1800万円であればギャンブルしても良さそう。血統・厩舎ともに注目されづらく、一般抽選の安価な馬で狙ってみたい1頭。


堅実性  ★★☆☆☆

大物感  ★★★☆☆

お買い得 ★★★★☆