【植物の力はすごい!フィトセラピー】
「フィトセラピー」をご存じでしょうか?
日本語では「植物療法」と言います。文字通り、植物が備えている効能を様々な治療に使う治療法です。花の精油で香りを楽しむアロマテラピーなどもその一つで、植物の数だけ、その効能と仕様も様々です。
フィトセラピーとはなにか
「フィトセラピー」の語源は、ギリシャ語で植物全般を意味する「フィト」と、治療や療法、奉仕などを意味する英語の「セラピー」が合わさったものです。
「植物の恵みを頂く」ことで、生き物の身体と心を癒す。アロマテラピーや森林療法など、植物が人間の身体にかかわることで、私たちの身体にはどんな恵みがいただけるのでしょうか。
そもそも植物は自分では移動できません。だからこそ、直射日光や害虫、細菌など、外敵に対抗する成分も自ら作り出さなければなりません。その成分がフィトケミカル成分(植物化学成分)です。フィトケミカル成分の効能は、主に「自然治癒力を高めるサポート」、「活性酸素などを除去する抗酸化力」、「デトックス」などですが、特筆すべきはその「多様性」です。
ハーブの中には何万といわれるフィトケミカル成分が含まれており、それらの成分は必要分だけが身体に提供されます。なので副作用はもちろんありません。それどころか、いくつもの成分が適用箇所だけに適用され、それぞれに相乗効果が生まれるというメリットがあるのです。
「フィトケミカル成分」の主な効力
1.自然治癒力をサポートする
私たちは誰しも、自分のカラダを健康に保つ能力を生まれながらに持っています。
「自然治癒力」と言う言葉を聞いたことがあるでしょう。これは、生き物ならば種に関係なく持って生まれた能力です。
しかしながら、ストレス社会に生きる人間たちには、この能力が十分に発揮できないことも少なくなりません。そうして壊れてしまった心と身体を支えてくれるのがハーブ。
ハーブは、私たちの治癒力が十分に発揮できるよう手助けをしてくれるのです。基本は自然治癒力。それをサポートするのがハーブの役目です。
2.抗酸化力
私たちは食事をして得た栄養素と呼吸で得た酸素を使い、エネルギーを作りだしています。そういう意味では、私たちが生きるために酸素はなくてはならないものですが、過剰に摂取してしまうと、酸素が活性酸素などになり、細胞をキズつけ老化を促進させることがわかっています。
フィトケミカル成分(植物化学成分)には、「活性酸素などを除去する抗酸化力がある」ため、抗老化=アンチエイジングの働きをしてくれます。
3.解毒力(デトックス)
これも大切な要素ですね。
あたりまえですが、生きている人間の身体には、老廃物がたまっていきます。
また、食品添加物を口にすることで環境ホルモンや、大気汚染などから有害物質も取り込まれる心配があります。ハーブには身体の不調和の原因となる老廃物を排出する力があるのです。
4.多成分
1つのハーブには何百、何千、何万といわれるフィトケミカル成分が含まれています。つまり他成分でなりたっているのです。
それらの成分は、必要な時に必要な分だけ身体へ作用するので、副作用の心配は、ほぼありません。また多成分には相乗効果があります。身体のバランスを調整しながら相乗効果は起こるので、たとえば、胃健のハーブであっても胃酸過多と胃酸過少、両方に使えるのが特徴的です。
6つのカテゴリー
様々な治療に用いられるフィトセラピーですが、主な治療法として、以下のような6つのカテゴリーに分けることが出来ます。
1:ハーブを用いた薬草療法
2:アロマテラピー
3:バッチフラワーレメディ
4:森林療法
5:園芸療法
6:食療法
それぞれ専門知識が必要ですが、アロマテラピーのように香りを用いる物もあれば、食事として用いたり、直接触れるタッチケア療法など、いずれにしてもどこか身体に直結している治療法とも言えます。
フィトセラピーとは「植物の恵みを生かし、育み、環境を整える技」
アロマテラピーとは違って、あまりなじみのない名称であるフィトセラピー。
しかし、その根源は全ての自然との共存にあります。
植物からの「自然の恵み」を身体に頂き、そのお礼に植物の環境を整え、育むという、地球の摂理に還ることも意味します。人間もまた植物も地球に生きているからこそ、その恩恵を受けることが出来るのです。