適切な身体動作と、武術的な切り口と。
2021.08.29 11:58
人体としての機能的な姿勢や身体動作を、学ばせていただいている
一方で
武術的な身体動作を学ぶ時、
また全然別の概念というか、異なる姿勢や身体動作に出くわす。
両方ともに
「共通していることだな」
「この基本は、武道においても大切だな」
と感じる学びもあれば、
矛盾しているように思えることも、ある。
そのどちらもが
自身の中で、理解、納得できるようになればいいな。
どちらかが間違っている
といったことでない。
なぜなら、学ばせていただいている、そのどちらもが
別の切り口であれ、
私には未だ出来ないような、素晴らしい身体動作を
現に、なさっているから。
人間の身体は、
平面上ではなく、立体的に、身体空間に位置しているのだし
様々な部位と連動しているものであり、
さらに静止しているのではなく、“動作” しているものなので
一見、矛盾しているように聞こえることでも
言葉尻だけというか、言葉そのものに囚われて
一面的な受け取り方をしては
取り逃がしてしまうのだろう。きっと。
実際の身体の作用は、
もっと自在であり、精妙なものを
学問的・理論的に、出来るだけ最も適当に説明するべく、
便宜的に、言葉というのは付けられているのだろうと思うし
受け手として、
言葉の捉え方・感覚そのものが
「この言葉は、こういう意味だと思っていたけれど…
あー、実際は、こういうことだったのか!」
というように、変わっていたり(深まったり)
するものだから。
自身の中に
蓄積し
咀嚼して
理解が深まればいい。