スマホで星空撮影
スマートフォン付属のカメラ性能がどんどん良くなり、一部の機種では「天の川」さえも写せるようになっています。
先日、スマートフォンのカメラを使った星の撮影について、鳥取天文協会メーリングリストで、植垣さん・三浅さん・八木谷さん・門脇さん・足利さんから寄せられた情報をまとめてみました。
2020年のデータでは、スマホ所有率は約9割。国民総スマホ時代になっています。安い機種のカメラ性能もどんどん向上するでしょうから、間もなく誰もが簡単にスマホで星空を撮影する時代がやってくると思います! この情報をもとに、たくさんの方がスマホでの星空撮影にチャレンジされることを願っております!!
この写真は、会員の植垣さんがスマホで撮影された「夏の大三角と天の川」です。撮影に関して、次のような情報をいただきました。
【植垣さんより】
iPhone 12 miniは暗くなると自動で「ナイトモード」に切り替わり、最適な露出時間が設定されるということです。今までは3秒で設定されていました。最大で30秒まで露出ができるようです。「動かさないように持ってください」と表示されるのですが、3秒とはいえやはり⁉️ ブレてしまいます😅
やはり三脚に固定することが必要ではないかということに対して、以下のようなコメントがありました。
【三浅さん】
三脚を使わなくても、スマホの固定さえできれば良いので、スマホホルダーみたいなものでも出来ませんか? 強めの厚紙とか、段ボールで作っても出来ると思います(下画像参照)。
これを台とか車のボンネットとかに置いて撮れそうな気がしますが、どうでしょう?
【八木谷さん】
固定さえできればよいので、私は手っ取り早く100円ショップのダイソーでホルダー+三脚を買ってお手軽に使ってます。縦位置の時はさすがにカメラ三脚に載せ替えてます。
【足利さん】
ダイソーからスマホ自在スタンドが出ています。くっつけるところがあれば便利です。200円。
私はiPhone11で30秒までですが,iPhone12は暗いところではかってに1分まで撮影してくれます。トラクターの上に置いて,広留野高原で若桜町の女性陣が私の横で,少し教えてあげただけで,見事な天の川を撮影されてました。しかも明るい。
【門脇さん】
ちょっと否定的ですが、ダイソーのスマホ自在スタンドはスマホを取り付けると重さで垂れ下がってきます。また、三脚式のは10数回使用程度で挟む力が弱くなり、スマホがずり落ちてきます。どちらも使った感想です。
今のところカメラ用の三脚が一番かと思っています。宿題として、ちょっと置いて撮影できるアダプターを作れればと思っています。
ということで、スマホでの星の撮影は、まだまだ試行錯誤の状況ですが、興味ある方は、ぜひいろいろと試してみてください。
また、無料アプリを使えば、カメラ性能が少し劣るカメラでも、星の撮影ができるかもしれません。iOSなら「星撮りカメラくん」と「夜撮カメラ」の2つがあります。androidなら「夜撮カメラ」があります。まずは無料版で試してみてください。(事務局)