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社会保険労務士・FP 中村真里子事務所

介護問題のむずかしさ

2021.08.31 14:58

4年前に両親の介護が始まりました。

私にはきょうだいはなく、両親とは別居です。

父がお金の管理をしていたのですが、

しょっちゅうお金を貸してくれと電話がかかってきます。

キャッシュカードの暗証番号も忘れてしまって2度ほど

一緒に銀行に行きました。


しかし、それ以外は別に話に辻褄が合わないということもなく

そんなに深刻に考えていませんでした。

ある日、親戚から電話があり親戚にもお金を借りに行ったということが

わかりこれは流石におかしいとなりました。


ただ、ここからが大変でした。

父は体は丈夫でかかりつけの病院などもなかったので

病院に連れて行くまでが一苦労でした。

自分は認知症だとは思っていませんので「病院に行こう」と言っても

病院なんか行く必要はないと言い張りました。

なんとかごまかして連れて行って認知症と診断されました。


母は心臓の調子が悪く突如入院となりました。

そのときも両親2人でなぜか病院に行っていてそれで入院となり

医師から私に電話がありました。

その病院には2週間ぐらい入院していたのですが、

別の病院に転院させてほしいと言われ病院を探しました。


病院に対してはいろいろ言いたいこともありましたが、

ここには書きません。

つらつら私の介護の始まりについて書いてきましたが、

介護は突然やってくるというのが実感です。

母も心臓が悪いだけでなく認知症気味だったので

2人いっぺんに介護がのしかかってきました。


私が辛いなと思ったことは大きく分けて2つあります。

1つはお金の問題です。

両親は全然貯金がありませんでした。

年金がありますので年金でなんとか暮らしていました。

お金の管理ができなくなっているので私が管理をすることに

なったのですが、それもあまりよく理解していません。

なので最初の頃はかなり嫌なことも言われました。

ずっと貧乏でお金の不安と背中合わせで生きてきたので

お金に対する不安は認知症になっても残るのだなと妙に

納得してしまいました。


もう1つは親戚からの口出しです。

両親ともにきょうだいが多くそれなりに付き合いもしていたようです。

私自身は全く付き合いはなく何十年も会ったことがない状態だったにも

かかわらず電話で責め立てられました。

それも何人もから。

それなりに高齢の人たちですから、最近の介護の常識を知らず

子どもは親と同居して当たり前などの考えを押し付けてきます。

親戚同士が揉めたりしてその火の粉も私に飛んできました。


これら2つがまずしんどいことでした。

これ以外にも私にはきょうだいがいないため、何事も1人で対応しないといけません。

病院を探すこと、連れて行くこと、介護事業所を探すこと、ケアマネージャーとの面談、

役所関係の手続き、お金の管理、買物など。


介護生活も4年になりました。

今でも正直しんどいですし、時間も取られます。

しかし、せっかくの経験なので「社労士会」の成年後見研修を受け修了しました。

もし、介護でお悩みがあればご相談承ります。

「成年後見」について詳しく知りたいとかのご相談を受け付けます。

対面でもメールでもOKです(有料相談です)。

ひとりで悩まないで下さいね。