難問突破の力。
中1の小テストは、
最高水準特進問題集の
内容から出題しています。
その中には、普通の中学校生活を
送っていたならば絶対に
解くことのできない難問を
含んでおります。
夏休みの時間の一部を使い、
その突破に挑んできました。
例えばこのようなタイプの問題。
学校で満点を取らせるだけなら
不要なレベルの問題でした。
しかし、これくらいのものを
必死で理解しようとするような
頭の使い方でないと、中学受験
してきた子たちは普通満足は
できないと思います。
こんな簡単な問題を解くだけで、
勉強なんて楽しくはない、
基本問題ばかりですとかならず
マンネリ化してくるものです。
今は、中2も中3も、
最高水準特進問題集を
普段の勉強の傍で解いています。
解いたこともないような難問に
挑む時間というのは絶対に
必要な時間ですし、
心理的な成長を生みます。
絶対目の前の問題をなんとかしよう、
気持ちを養うことができます。
ところで、難問突破に必要な
力は何だと思いますか?
一つは、基本がきっちり
決まっていること。
もう一つは、パターンを
覚えることです。
その中から本質を掴む。
私も結構料理をしますが、
複雑な行程を要するレシピほど
まずは一定程度覚えて
しまう必要があります。
そこに、予め身体化して身につけた
「さしすせそ」の塩梅の感覚によって
味付けの微調整をし、さらに
アレンジを加えてゆきます。
いずれ覚えてきたレシピは
見なくても作れるようになり、
全体的に自由に調理が
できるようになりますし、
そこから派生して新しいレシピも
生み出せるようになります。
いつまでもレシピ本を見なければ
作れないような状態では、
全体像も見えませんし、
間違っているか不安にもなります。
そこでいきなり、
「レシピ見ないで作ってみて」と
言われても、ミスは起こりますよね。
ここから分かるように、
数学であっても、
一定程度は覚えることも
勉強なのです。
応用問題を更に解き進めるには
必要なことです。
そんな感覚で、難問に当たってみましょう。
自分には何が必要なのか、
ヒントになるかもしれません。