『鼬を噛んでくれ』出演者インタビュー④仙洞田志織
仙洞田志織さんです。よろしくお願いします!
よろしくお願いします!
以前共演したご縁から、劇団員の小林経由でのオファーでしたが、オファーが来たときのお気持ちを聞かせてください!
正直、私でいいのかなという気持ちが大きかったです。
『煙霞の癖』を観たときに、面白いし、いろんなことをすごくしっかりやってるなあという印象でした。
でも私が普段出演しているようなコメディじゃないし、私がよく演じている役みたいな、たくさん発信する!という感じでもなかったので「私で大丈夫かなあ」って。
実際に稽古を重ねていく中で、お気持ちに変化はありましたか?
最初は露と枕のイメージにそっておとなしい演技をしていました。でも「そうじゃないのかも」と思うようになって、いつもの感じを入れつつやってみたら「それぐらいやってもいいかもです」って言ってくださって。「あ、じゃあ私の持ってるものを活かせそう」って、方向性が見えてきた感じです。
脚本を読んでみていかがでしたか?
「涼しそう」って思いました(笑)
夏にぴったりって印象です。でもそれはホラーっぽいからじゃなくて、お話の中に「ひと夏の・・・」みたいな要素が入ってるから。すごく面白いと思ったし、お客さんにどれだけ伝わるか、楽しみです。
演じる役について教えてください!
シェアハウスの住人たちとは違うところから来たような人です。
私は、性格的にはシェアハウスの住人たちに近いのかなと思ってるので、いかに「違うところにいるな」という感じを見せられるかが課題ですね。
今回は「幽霊が視える人々」のお話ですが、仙洞田さんには霊感ありますか?
まったくないです。明らかに薄暗かったりすると「なんか嫌!」と感じるくらい。ごく一般的な感覚しかないです。
では、周囲に霊感ある人はいますか?
「霊感ある」って言ってた子はいました。
あと、幼馴染の家が「めちゃくちゃ居る家」だったみたいです。寝ている時に足をつかまれて、起きたら手形が付いてた、って話を聞きました。幼馴染は「そこにいても良いですから、どうか自分たちには害を及ぼさないでください」って言って、共存してたらしいです。
普段見かける家の一軒一軒の中にも、そういうのがあったり、なかったり、「そんな世界もあるんだ」ってすごい不思議な感覚になりました。
どんな人にこの作品を観てほしいですか?
うーん・・・人の家を覗くのが好きな人、かな(笑)
このお話は、一つの家の中っていうすっごく小さな社会の話なので、人ん家を覗いてるって感覚で見ても楽しいんじゃないかなって思います!
最後に意気込みをどうぞ!
GO!GO!
露と枕Vol.6『鼬を噛んでくれ』
作・演出 井上瑠菜
《日時》2021年9月15日(水)~19日(日)
《会場》下北沢「劇」小劇場