『鼬を噛んでくれ』出演者インタビュー⑥小林桃香
小林桃香さんです。よろしくお願いします!
よろしくお願いしまーす。
初の下北沢進出ですが、お気持ちを聞かせてください!
憧れの街なので、嬉しいです。
下北はいっぱい劇場があるから、演劇好きな人もいっぱいいるし、公演があることを知ってもらいやすいですよね。場所も駅近なので来やすいですし。
露と枕の作品すべてに参加していますが、今回の作品の印象はいかがですか?
うまく言えないんですけど、いつもより王道感がないのかな?
露と枕の作品って、すすんで共感を得ようとしているものではないと思うんですけど、今回は、より王道とか共感とかを超えた面白さがある気がします。
演じる役について教えてください!
ぱっと見「桃香こういうのやるよね」って感じの役なんですけど、私とは真逆の人なんじゃないかという印象です。役について考えれば考えるほど、考え方の根本が全然私と違うなあって。
小林さんがやりそうな役とは・・・?
設定だけでいえば、ひきこもりの役。ここ3年で3回やってます。ありがとうございます。
素の自分と違う役を演じることに対してはいかがですか?
課題でもあるし、面白いなって思います。普段の私が持っている価値観やものの見方を取っ払って演じないと、役じゃなくて私がただ喋ってるだけになっちゃうから。稽古中にも、役と私の価値観の違いに気づかされることがあります。
『ビトウィーン・ザ・シーツ』に引き続き劇団外のキャストが多いですが、皆さんの印象をお聞かせください!
仙洞田さんとは過去三回共演してて、めっちゃ好きです。
野村さんは本当に素敵ですね。梅田さんは、本当に友達。ミカは、いつか一緒にやってみたいと思ってました。ヒラザワさんは不思議ちゃんなイメージですが、彼のビジュアルや醸し出す雰囲気が、岩田という役をとても魅力的にしてるなと感じます。
注目すべきは、これまで「姉妹みたい」と言われてきた私と仙洞田さんとの役どころですね。
今回は「幽霊が視える人々」のお話ですが、小林さんには霊感ありますか?
まったくないです。でも、めっちゃ怖がりですね。お化け屋敷とか全然入れないです。
お化け自体は信じてます。絶対いるでしょ!
では、周囲に「視える」人はいますか?
知人に医療関係の方がいらっしゃるんですけど、患者さんのオーラの色で死期がわかっちゃうみたいです。
「視える」ことによるストレスってすさまじいし、大変だろうなって思います。
どんな人にこの作品を観ていただきたいですか?
どんな人にも来てほしいです。
でも、怖い話だからって敬遠している人とか、逆に怖い話だけを期待してる人には「それだけじゃないよ」って伝えたいです。
最後に意気込みをどうぞ!
できるだけ、おっきい声で頑張ります。
露と枕Vol.6『鼬を噛んでくれ』
作・演出 井上瑠菜
《日時》2021年9月15日(水)~19日(日)
《会場》下北沢「劇」小劇場