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食品の選択が地球を救う

2021.09.01 00:50

今回は普段私たちが口にしている食品が環境問題にとても深く関係しているというお話です。


運動指導者がいきなり何を言い出すんだと思われるかもしれませんが、今年になって栄養についての勉強をしっかりやろうと思ったんですね。


普段口にしているものを吸収して僕たちのからだはできています。


その野菜や果物、鶏肉や豚肉、牛肉などはどうやってできているのだろうか、それらの背景を知ることで知識を深めようと思いました。


そうなると、野菜も果物も土が健康ではないと育たないですよね。土の中には微生物や菌がいて、それが私たちの腸内細菌としてからだを動かす原動力になってくれている。


そう思うと、土が健康なことはとても大事だなと。

土を学んでいくと、土は地球温暖化の問題に繋がります。


土は二酸化炭素を吸収して貯めてくれる場所なので、地球温暖化の問題解決にとても重要な役割があります。


そういうことを知っていくと、なんで地球温暖化とか気候変動がどんどん起きているんだろうということを調べるようになったんですね。


国内でも豪雨だったり、洪水だったり、台風が毎年必ずといっていいほどやってきますし、被害も物凄いじゃないですか。


世界に目を向けると、そこでは山火事があったり、バッタの大量発生による食糧危機だったり、とんでもないことが起き続けていますよね。


地球温暖化による気候変動の大きな要因になっているのが、畜産業と言われています。

鳥や豚や牛を育てて私たちに供給をしている。畜産業です。


世界各地、オーストラリアだったりアメリカで山火事が起きているのは、気温が上昇して、乾燥して、油分が多い木が風でこすれたり葉っぱがこすれたりして、自然的に発火しています。


そうではなくて、アマゾン地域では自然発火ではなくて、人工的に燃やしていると言われています。


アマゾンはとても多くの炭素を貯蔵している部分でして、地球の酸素の20%を生産しているとてもとても重要な場所です。


なんでそんな大事なところをわざわざ燃やしているのかというと、普段僕たちがしている選択と深いかかわりがあります。


僕らが普段口にするお肉、特に牛肉のために人が火をつけていると言われています。


牛ってとてもたくさんのごはんを食べます。人間400億人が食べていけるような量を毎日エサとして食べています。


牛肉1kgを生産するのに必要なトウモロコシの量はその11倍の11kgともいわれています。もちろん飼育環境によって違いはあります。


地球上に哺乳類ってたくさんいますよね。これまで6500種類がいたと言われていますが、今地球上にいる哺乳類の割合が畜産の動物が60%、人間が36%、野生の動物がたったの4%です。


人間と畜産の動物で96%です。これはどう考えても異常だと思いました。


これは牛さんたちや畜産農家さんが悪いとかそういうお話ではなくて、僕たち人間が増やし過ぎたんです。


命なので、スーパーとかで100g100円とかでずらーっと並んでいるのも異常なんじゃないかと思うようになりました。


野生の動物は4%しか残っていないです。

野生動物たちは自分たちでエサを取りますが、増やし過ぎた家畜の動物は人間がエサを与える必要がありますし、たくさん食べる家畜の動物のためのトウモロコシや大豆を育てる場所が必要になります。


そういった場所が地球上にどんどんなくなってきているので、アマゾンに火を放って開拓していくしかなくなっているんです。


国産のお肉でもエサはそういったところでできたエサを輸入しているので基本は同じです。


なので、世界の流れとしてはヴィーガンやベジタリアン、プラントベース(植物性中心の食事)を選択する人が増えています。


お肉を食べる回数を減らす人というのが、世界の70%。10人に7人はそういう選択をしています。世界ではそういう流れになっています。


畜産動物の問題は森林火災だけではなくて、畜産動物が発するげっぷやおならに含まれるメタンガスという気体が含まれていて、このメタンガスは二酸化炭素の25倍前後、地球を温める効果があると言われています。


これも地球温暖化につながる問題ですよね。


さきほど世界の流れが変わってきているとお話をしましたが、小学校6年生くらいでしょうか、僕たちは食事バランスガイドというものを教わります。


からだを作るもの、たんぱく質はお肉、魚、卵と書かれています。

牛乳や乳製品も摂りましょうとも書かれています。


これが今の日本政府の公式発表なんですけれども、じゃあ世界は今どうなっているのというと、カナダの公式発表されているものをみてもらいたいです。




一枚のお皿の上に一日に食べてもらいたいものが乗っています。

右上4分の1にはたんぱく質の摂り方、ほとんどが豆類でお肉はほとんどないです。牛乳や乳製品もないです。


お皿の半分は野菜や果物が乗っているので、普段の食事でも野菜を中心にしていこうというのが、世界の流れになっています。


今の日本のような教育を受けると、お肉や魚や卵を摂取しないとたんぱく質が足りなくなると思いますよね。僕もそう思っていました。


たんぱく質は野菜にもたくさん含まれています。一切お肉を食べない生き方をされている人の中にもウエイトリフティングやボディービルダーがいますし、スポーツ選手にも多くいます。オリンピックのメダリストにもいます。


こういった考えが世界のスタンダードになってきているというわけです。


少し長くなりましたが、畜産と環境問題についてお話をしました。


僕もこれまでの食生活を少しずつ見直していかないと、地球が大変なことになるんだという、その一員なんだ、子供の未来のためのアクションというのを考えていこうと思います。



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