提案『図書館の薦め』
日本にある図書館の数は3360ヶ所、利用者の数は3300万人あまりで年間6億5000万冊の貸し出しがあるそうです。思いの外図書館の数は少ないのかなとさえ感じてしまいますが、子育て中には散歩しながら通園の帰り道に是非図書館に足繁く図書館に通ってほしいと思います。
今回は図書館に通うことのメリットを皆さんは認識しておられるでしょうが再認識していただくために記していきます。
図書館に通うメリットは以下の5つです。
1.絵本が豊富であり感性に働きかけができる
いろいろなジャンルの本が多数あり好きな絵本を選択できること、そして知らなかった作家さんの絵本と出会えたり、試し読みができることでしょう。また同時に多数の絵本を借りることができるメリットがあり、子供の心の育みに大きな影響を与えてくれます。
2.年齢にあわせ作品を選べる
子供の年齢や興味関心ごとにあわせて絵本を選ぶことができるため大好きな絵本だけ購入するなど経済的にもメリットがあるといえます。
3.子供向けイベントがある
読み聞かせを中心としたイベントがありご家庭とは違う視点で読み聞かせに参加できます。
4.読書週間がつけられる
定期的に図書館へ通うようになると絵本を読むことが習慣化します。次はこんな絵本を借りたいな、同じ作家さんの別の作品を読んでみようなどと次に借りる絵本へと繋がるようになります。
5.図書館でのマナーやルールが身に付く
図書館での絵本の貸し借りや受渡しに必要なマナーやルールを学ぶ絶好の機会です。絵本を借りるときには「貸してください、お願いします。」「返却です、ありがとうございました。」など自らきちんと言えるように躾けます。また図書館では静かにすること、絵本は所定の位置に戻すこと、人に迷惑を掛けないようにすること、飲食はしないなどのルールを理解できるようになります。また借りた本を落書きはしない、破らない乱暴に扱わないなどを徹底して教えることは親の努めです。万一は破損した場合には子ども自身で係りの人に伝えさせるとまずいことをしたんだと認識しやすくなります。雨の日は絵本を濡らさないという配慮も子供の頃から教えておきましょう。
図書館という場所は子供にとり広い空間です。またその独特な静けさの中で絵本を1冊を選び取り読むことも難しい場合があります。落ち着かずそわそわする子もいるでしょう。しかし絵本を読み出すと話に耳を傾ける子であれば直ぐに環境に慣れてくれます。ただ落ち着かない場合は先ず絵本を借りて家で読むということを実践し、絵本の世界に入り込めるようになってから図書館で読むことにシフトすると良いでしょう。
私的考え方ではありますが図書館には本を目的とした利用の他にも多くの副産物があると考えています。これは私が子育て中に行っていたことですが、多くの図書館は施設周辺が緑化され季節を感じながら通い図書館で木の実や葉を調べてみたり、図鑑を借りた後に虫探しをしながら帰ったりと調べる学びに周辺環境も含めて子育てに反映していました。
また図書館にも寄るでしょうが映像を見ることができる場合もあり、動植物の映像を楽しむことも短時間ですが絵本と絡めて実践していました。昨今はカフェなどと一体化している場所もあるので楽しむ幅が広がるかもしれません。
図書館のように無料で絵本や本を数揃えることができませんから経済的に大変助かる施設であり、それを子育てに取り入れるべきであり利用しないてはありません。是非とも活用してください。