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星を繋ぐ猫達 《第6章① イメージ転送実験開始》

2017.03.02 03:47

お待たせしました!

新章のタートです。


画像は、前回に引き続き、ジャッコ博士です。彼女は、毎年、個展をさせて頂いている猫ギャラリー猫の額さんの先代看板猫のジャッコさんが、モデルとなっています。物語中の、門田さんが描いた作品設定と言う名目で発表致しました。


(2015年個展作品、使用画材は三菱ユニポスカです)



第6章① イメージ転送実験開始》


猫沢さん達が、寅次郎博士達とのミーティングを終えた翌日、彼等は、新たなるイクサフィーゴ捜索の任務に付きました。


チャット博士をリーダーに、猫達は、地球中を駆け巡ります。


猫沢さんは、指揮を取る為、宇宙船又は、サンプル1号の部屋の隅に設置した小さなデスクを行き来しながら、猫達の任務の行方を見守り、指示をするのです。


そして、サンプル1号である、この物語の作者に、更なる課題を与えるのでした。


これは、2014年の冬の辺りの、お話です。


「イメージを受けとる?」 


作者は、きょとんとしています。


「そうです。実験の協力をお願いします。サンプル2号の放つイメージを受け取ってください。それを絵にするのです」


「絵にする?サンプル2号と言うのは誰ですか?」


「60代のプロの画家です。彼は、寅次郎博士と同じ星出身のテラビトで、任務を随行するメンバーの一人です。彼の頭に浮かんだ課題イメージを、あなたに送りますので、キャッチして作品にしてください」


猫沢さんは、ヒョウヒョウと当たり前のように言いましたが、作者は、ピンと来ません。


「えーと…私が別の人間の絵を描くのですか…?しかもプロの画家の…?」


サンプル1号は、混乱しています。


「はい、出来ますね?」


「えー!無理ですよ!何、ワケわかんない事言ってるんですか~」


「さぁ、それはどうでしょう?今まで、あなたは、焦点はずれていましたが、私達を感知し、何枚かは正確なイメージを描き上げました。もう少し精度を上げましょう。同じテラにいる者同士であれば、発する周波数も近いので、鮮明に描けると思いますが…?」


「猫沢さん…言ってる意味が分かりません…」


作者は、困惑の表情です…


「まぁ、解らなくても良いでしょう。但し、他人のイメージには、年代や経験値において、脳内に蓄積した記憶や経験を元にイメージを再形成しますので、フィルターにより、差異が現れます。それを体感して下さい」


「どう言う事ですか?」


「まぁ、その時に分かるでしょう。では、本日の夜に実験開始しますので、よろしくお願いします!」


そう言って、猫沢さんは、花音(かのん)さんが用意してくれた、シリアルバーを作者に渡しました。 


「これは?」


「このバーの中には、テラビトの脳に良い働きをする成分が入っています。イメージを受け取りやすいようにメンテしておいてください」


「猫沢さん…私が、他の人の絵のイメージを描いて、どうするんですか?」


「来年(2015年)の展示にでも使ってください」


「そんな事して大丈夫なんですか?イメージ送った人の権利とか、めんどくさい類いのものは…?」


「ご心配なく、先方には、了承済みですよ。では私は、船に戻ります」


猫沢さんは、少々混乱する作者を、置き去りにして、宇宙船に戻っていきました。 


かくして、作者は、普段通りの生活を続けつつ、作品のイメージを受け取り描くだけだけと言う実験に参加させられるのでした。


実験結果はいかに…?


(つづく)


 (※このブログでは、ブログ小説【猫沢さん作品[幻想の魚の秘密]】架空のSF物語を展開中です。


物語と共に、登場猫達の紹介や、作者と猫達との交流を中心に発表しています。


そんな楽しい猫の星の世界観第3弾を、昨年も東京.高円寺[猫の額]さんでの個展にて発表いたしました(^O^)


2017年の6月も、幻想の魚の秘密.第4弾を展示決定!既に準備は始まっています。お楽しみです。


猫沢さん作品の挿絵のポストカードは[猫の額]さんでも購入出来ますよ(^O^)


※この猫物語は、私の好きなミュージシャン平沢進氏の楽曲をBGMに流しながら浮かんだインスピレーションを元に綴り上げる実験的SF物語制作の一環です)


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