もうここまで右肩上がりなのは、大谷翔平かSHISHAMOしかいない。
こんにちは、明日からハワイです。
帰国したら「やっぱりコッチは寒いなあ」
ってドヤ顔で言ってやります。
なんせ初海外なので。あざす。
前回ブログを書いたのが2/21で、それから今日まで大きな出来事がいくつかありました。
- 修士論文審査会(超個人的)
- アカデミー作品賞発表でまさかのアナウンスミス
- オザケンMステ20年ぶりに出演
- 3/1就活解禁
などなど
ただ、忘れてはいけないのが
2/22『SHISHAMO 4』のリリースです!
アカデミー賞やオザケンと比べるレベル?と思われるかもしれませんが、今回のSHISHAMOのアルバム、それくらい最高の出来です。まじで良い。
以前にSHISHAMO 3がすごい良いっていうブログを書いたことがあるんですけど、今回の4はそれをも超えてしまっているのではと感じています。
前回のブログを読んでもらえば分かるんですが、SHISHAMOは今までに「卒業制作」「SHISHAMO」「SHISHAMO 2」「SHISHAMO 3」と4枚のアルバムをリリースしていて、今回の「SHISHAMO 4」で5作目。
普通こうもたくさんアルバムを出していると、『あー、前作のが良かったなあ』とか『なんか売れてきてちょっと変わったなあ』とかマイナス面の評価が出てしまうのが普通なんですね。
ただ、彼女たちは右肩上がり、絶好調。
毎回毎回前作がつけた記録を塗り替えている印象を受けます。
これは別にオリコンとか売上のランキングでの記録ではなくて、アルバムを通して聴いて感じた僕個人の印象なので、それぞれリスナーによって個人差はあるとは思いますが、僕はもう間違いなく今回のSHISHAMO 4は最高の出来だと実感しています。
「SHISHAMO 4」具体的に何が良い?
今回のアルバムを通して聴いて、まず第一印象ですけど、ほんとに捨て曲が無い。ちなみにもう既にアルバム通しで5周以上聴いてますが、それでも飽きてないっす。あ、7周目突入。
アルバムって10曲以上あるわけですから、1曲くらい飛ばして聴くってのもあると思うんですよ。普通はね。
ただ、このSHISHAMO 4に関しては、全部が全部良すぎて、逆に困る。いや、困らない。
パフェにアイスとショートケーキとプリンが乗ってるみたいな感じですね。
……例え悪いな。
まぁ、言わばオールスターみたいなことですよ。全曲が主役になれるレベル。
オススメ曲は?
ちょっとここからは曲について書いていこうと思うんですが、オススメ曲は最初にも書いた通り全部です!
まずはSHISHAMO 4のリードトラック「好き好き!」から。音源はYouTubeにもあがってないんですよー、買うか借りるかして下さい。
SHISHAMOらしい軽快なギターリフから始まり一気に惹き込まれるイントロが終わると、
これはありふれた話です。
大したインパクトも無いです。
という歌詞からこの曲は始まります。
ストーリーは片想いをする女の子の話。
SHISHAMOを語る上で外せないのは、ずばり“片想い”の曲。ほんとに多いです。
好きなんだけど、彼女がいるから、勇気が出ないから、告白できない……
もうなんだろ、キュンの権化ですか貴方達は。
そしてこの曲ですが、歌詞で伝えている通り、本当にありふれた話なんです。
1度その場のノリで可愛いと言われたことがきっかけで好きになり、それから相手の言葉や態度の一つ一つに悩まされる、振り回される日々。でもそんな毎日も悪くない。でもやっぱり好きな気持ちを伝えたい。よし、告白しよう。
「片想い 例えば」で検索したらトップにありそうな話ですよこれは。
でもね、でもね、そんなありふれた話が好きなんだよ俺たちは!!私たちは!!
と、ファンの心の声が聞こえます。
うむ。僕も大好きだこういう話が。
「好き好き!」は、サビで好きをかなり連呼するんですけど、1曲通してコーラス合わせれば40回「好き」て言ってるんですよ。
40回言わなくてももう伝わるから、お腹いっぱいだから。
最初はね、そう思ったんですよ。でも何回も聴いてるとこの曲の中毒性の高さに気付きました。頭に残る。聴く度に良さに気付く。
そしてこの曲
準備万端でいざ出陣よ
「あのね、私、ずっと前から…」
で締めるんですが、
……ああああ41回目の「好き」がもうそこまで見えてる!!!!
最後はリスナーに想像させて終えるというね。ニクいなあ。
ちょっと1曲目で書き過ぎたんで、個人的にすごく好きな曲をあとひとつ紹介しますね。
それは、6曲目に収録されている「音楽室は秘密基地」という曲です。
『初めまして ピアノ好きなの?』
これはこの曲の歌詞の一部なんですけど、この一言がこの曲に込められたストーリーの起承転結で言うところの「起」になっています。
主人公は大人の女性で、彼女が過去の自分を振り返っている回想曲になっています。
(小学校か中学校かは不明ですが)転校してきた「私」はクラスに馴染めず、そして声を掛けずにいる自分にも嫌気がさしていました。
そんなとき、ふと耳に届いてきたピアノの音。その音を頼りに向かうと、そこは音楽室。中に入ると先生が、優しく声を掛けてくれました。
『初めまして ピアノ好きなの?』
それからの毎日は、先生と先生のピアノの音とでキラキラしたものになり、学校に行くことも次第に楽しいものに。しかし突然、先生が遠くへ行ってしまうことを知ってしまいます。とってもとっても残念だけど、先生のおかげで学校に行くことが楽しくなって、すごく感謝してる。だから絶対先生のこと忘れないよ。
あれが先生との出会いだったなあ、と「私」は今思い出しているわけですけど、
この思い出すきっかけとなる出来事、まぁこれがこの話のオチになるわけですが、それもこの曲の最後で示されています。
あれから私は大人になったけど
今も先生がくれたキラキラをカバンに入れて毎日生きてる
来週会えるのとても楽しみにしてます
そっか、また再会できるのか。
リスナーにまたその後のストーリーを想像させてこの曲を終えています。
この「音楽室は秘密基地」という曲は、歌詞やストーリーが僕はすごく好きなんですけど、もちろんメロディも素敵で、ピアノがキーワードの曲なだけに、SHISHAMOでは珍しいピアノが入っているんですね。
それがめちゃくちゃ良い雰囲気を出していて、自分もその音楽室にいるような気分にさせてくれるんですよ。
もちろん朝子ちゃんの声が最高なのは言うまでもなく。
紹介した2曲以外にも、シングルとして先にリリースされていた『夏の恋人』
アルバムではこれが1番好きです。というかSHISHAMOの曲でほんとトップ3に入るレベルで好き。
綾野剛が出演しているドコモのCMでも使われた「明日も」
川崎フロンターレの応援ソングにも使われていて、曲自体がいつも頑張っている君への応援歌になっています。
松本人志出演のタウンワークのCMで使われた「魔法のように」
可愛くなろうとしている女の子は、素敵でそれこそ本当の女の子だっていうメッセージが込められている歌。最後にMVに出演している女性キャストの方々のコーラスも入り、女子感!てのが漂ってる、キラキラした曲です。
この3曲はもちろん、他に紹介できなかった曲も良い曲ばかり。
今回のアルバムはすごくバラエティ豊かで、ピアノやホーン、ストリングスなどの壮大なメロディが組み込まれていたり、
メロコアバンドのような激しいテンポの曲もあったり、
もちろんしっとり歌い上げる曲もあったり。
1枚でかなり満足できるアルバムだと思います。
SHISHAMOをまだあまり聴いたことがないってひとは、是非昔のアルバムから聴いてほしいですが、
今回のアルバムは歌詞的にもメロディ的にも広く色んな層から受ける出来になってると思うので、オススメ!
またまた次作のハードルを自ら上げてしまったわけですが、もうファンとしてはもちろん期待しますよね。
SHISHAMOのさらなる飛躍と、これからもキュンキュンさせてくれることを願うばかりです。