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ニューヨークの9.11博物館のCEOは若い世代への教育と刺激を目指す

2021.09.04 02:00

 国立9.11記念館・博物館(National September 11 Memorial & Museum)の社長兼CEOであるサーシャ・フランシス(Sasha Francis)氏の最も重要な任務の一つは、若い世代を教育し、刺激を与え、2001年のあの日に行われた英雄的行為と犠牲を決して忘れないようにすることである。

 「2001年以降に生まれた大学生以下の若者は何千万人もおり、9.11が起きたときには幼児だった人もいます。20年前に9.11を目撃した私たちにとって、それは意識の中に焼き付いています。しかし、この世代にとっては、学ぶべき歴史なのです」と、フランシス氏は語った。

 今年の記念日を前に、記念館と博物館は「ネバー・フォゲット・ファンド(Never Forget Fund)」という新しいキャンペーンと募金活動を開始した。このファンドは、若い人たちに事件とその余波について教える教育的な取り組みを支援するものである。

 フランシス氏は、2001年9月11日にイスラム過激派にハイジャックされた2機の飛行機が衝突し、世界貿易センタービルが倒壊した場所に近いマンハッタン南部に位置するこの博物館は、若い世代に並外れた困難を克服するための重要な教訓を提供するものだと述べている。

 「この記念館、博物館は、最悪の事態に対応した人間の最良の性質を物語っています。そして、私たちはこの世代に、想像もできず、まだ対処する準備もできていないような困難に直面しても、団結し、希望を持ち、回復力を発揮する能力があることを思い出させる必要があります」

 さらに彼女は、「しかし、あなた方はその場に立ち上がり、一丸となれば、逆境に立ち向かい、勝利することができる」と述べた。

 「これは、アメリカと世界の歴史において、ここで起きた重要な出来事です。そして、20年前の約束を反故にすることはできない。私たちは決して忘れません」