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Tahara Koji/Works,Photo,Idea..

木をいただきに行く の話。

2017.03.02 20:07

時々なんですが、『木材、要らないか?』みたいなご連絡をいただきます。
結構多いのが大工さんのお仕事を辞められた方の場所からとか、なんですけどね。
結構大事に材料を保管されてる方が多く、しかも長い事寝かせてあれば乾燥もバッチリ。
それは欲しいよな!という事でいつも2トントラック借りて現場に向かいます。
今回もそんな感じ。愛知県半田市に向かってきました。

ただ、途中、変なルート通ったからかすごい渋滞で。。
カーナビがピンコンピンコンなるので思わずナックルで割ったろうかと思うほどでした。
ただ、まぁこういう事のあとにはなんかおもしろい事があるので、腐らない腐らない。
とにかく向かいます。。

今回の目的地に到着。
朝9時にトラック借りて進んで、なんと着いたのは12時正午でした・・。
混んだな。道・・・。
しかも担当の方は13時までお昼ご飯に出て行かれててお会いできず。
僕も昼ご飯食べて、少し散歩します。

眼の前はこんな干潟でした。
普段人が来ないところなのか、僕が現れるとすごい数の鵜(う)がのんびりしてたのに
ものすごいイキオイで逃げていきました。なんだよ〜。ゆっくりすればいのに。。

で、現場はこんなとこ。
ちょっとお話は聞いていたんですが、2階に木材は置いてあるそうです。

下からみるとこんな開口部が。
13時になって担当の方に案内してもらったのですが、2階までが結構高い。
階段どこや〜?と思っていたら、あっさりと
ハシゴで
と言われ、登ります。・・・それが結構高くて。高所作業で。。
落ちたらこりゃ死ぬな、って感じです。

「今日はケガなく無事に妻と娘のいる家まで帰る。こんなとこで死ねない」
と呪文を唱えて作業開始です。

木材は2階に設置してあるリモコン式のホイストクレーンで降ろします。
この荷台に欲しい木材を上で積んで、下でホイストをコントロールして降ろすわけ。
ちょっとゲームっぽい感じかな。僕ゲームは好きじゃないんですけどね。
ほら、現実の方が緊張感あっておもしろいじゃないですか。

積み荷が傾いて木材落下、それが当たって僕死亡・・とかばかり考えながら
作業を進めます。
なにそのビビリ方?!とか思われるかもですが、それくらい思ってた方がうまく
いくってもんです。生き死に関わってる時にピリピリしてないと、早死にのモトですから。
僕はまだ長い事生きて作る事したいので、この点はこれでいいのです。ククク。

下に降ろしたら、トラックに手積み。
今回は幅のある板材をチョイスしていただきました。
上から見ると2トントラックも小さく見えます。。

このあと大盛りよりもまずまず積みくらいで作業終了。
帰り道はむしろお願いしてみようとカーナビ通りに帰ってきたらウソみたいに
早く帰って来れました。往路、あれはなんだったのだ。
ルート選択ミスか、カーナビよ?!

12時間レンタルしてたので、そのあとまた豊田市の古民家現場へ。
そこで使えそうなのでとにかく降ろします。
結局運ぶって「積む、降ろす」がペアの仕事なので2回同じもの運ぶんですよね。
1トン積んだら、1トン降ろすもんね。1日計2トンのモノ運んでる事になるでしょ?
これ、結構筋トレにいいと思うんですけどね。鍛えたい人はトラックの積み降ろし
のバイトやればお金も入るしジムよりいいのに、とか思いますけどね〜笑
僕はこうやって重いモノ持つのが好きなのでこういう作業は好きなのです。
体もミキミキいってて嬉しい感じなんですよ、実際ね。

ともかく無事木材入手。
関わってくださったみなさまに感謝です。
木材、生かそう。それがここからの僕の仕事ですね。