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とりあえずその辺にあるもので撮影環境を整えてみた

2017.03.03 09:01

こんにちは。

商品撮影コンサルタントのMasatsuguです。


今回は「予算がない方必見!お金をかけずに撮影環境を整える方法」をお教えします。


私は普段からEC企業の方々には商品撮影をするために最低限の影環環境は整えましょうとお話をしています。とはいえ中小のECさんの場合予算やスペースの問題から撮影環境をすぐに構築できないことも少なくはありません。私もEC時代には撮影環境を整えるための予算を与えてもらえず、撮影用ライトなどを自作した経験があります…

先日資料作りのために自宅で商品撮影をしなければいけないことがあったのですが、背景紙や撮影台などがなかったのでとりあえず家にあるものを使って撮影をしたことがありました。決して満足のいく良い写真が撮れた訳ではありませんでしたが、意外とうまくいきました。撮影環境なしで撮影するよりは100倍マシですので撮影環境を整えるまでの間のつなぎとして今回はご紹介いたします。撮影環境を構築できていない方は是非お試しください。



目次

1.準備

2.カメラの設定

3.暗さは露出値の設定でフォロー


1.準備するもの

まずは必要なものを準備しましょう。

<必要なもの>

・カレンダーなど白くて無地の大きめの紙(とにかく白くて無地ならなんでもOK!)
・セロテープ
・(あれば)卓上ライト
・なるべく明るい場所


たったこれだけです。

オフィスだったらカレンダー1つくらいありますかね?

カレンダーの裏側が白くて無地のものが多いと思います。この部分を使いましょう。

うちのカレンダーは残念ながら裏も印刷されてましたので今回はその辺にあった白いアクリル板を使います。(とにかく白くて無地なものであればなんでも構いません。)


これをデスクの上にこんな感じで敷きます。

壁からデスクにかけてなめらかに敷くのがポイントです。

たったこれだけです。これなら誰でもすぐ準備できますね!


2.カメラの設定

早速撮影!といきたい所ですが、カメラの設定がきちんとされていないとうまく撮影ができません。以前投稿したこちらの記事を参考にカメラの設定をしましょう。


3.暗さは露出値の設定でフォロー

カメラの設定ができたら撮影をしていきましょう。
この環境で撮影した画像がこちらです。

少し暗めではありますが、まあまあいい感じに撮影できていると思います。


ただ…今回私が撮影した部屋は比較的明るい場所でしたので問題ありませんでしたが、撮影用のライトなしで撮影をすると部屋の明るさによってはもっと写真が暗くなってしまう場合もあります。


そんな時はカメラの露出値を高めにしてみましょう。画像が明るくなります。ただし上げすぎるとシャッタースピードが遅くなり手ブレしてしまいますので注意が必要です。露出を上げて手ブレをしてしまう場合はISO感度を高めにすると手ブレしなくなりますが、ISO感度を上げすぎると今度は画像が荒くなってしまいます。

露出値とISO感度は少しずつ調整しながら様子をみましょう。



そして先ほど撮影した画像の背景を白く加工をすると…


まあまあ悪くない画像であると思います。

お金を一切かけなくてもこれくらいの画像までなら撮影することが可能です。ただこの環境では商品によってはうまく撮影できないものもたくさんあると思います。ですので将来的には撮影用のライトも使用してきちんと撮影環境を整えてくださいね。