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Videon Nozaki

4K・8K放送について

2019.12.05 23:00

前の記事でBSアンテナの事について書かせて頂きましたが、そこでBS絡み話をさせて頂きます。


2018年より始まったBS波での4K・8K放送ですが、従来からあるアンテナで4K(8K)テレビを買えば見ることが出来るとお考えの方が多いかと存じます。(ご存じの方や、一部理解できている方も増えて参りましたが……。)


えっ? 違うの??


まず、2018年末以前にご購入なさった4Kテレビのほとんどが4K<対応可能>であって、4K放送受信器は内蔵されておりません。

その様なテレビをお持ちの方は別途4Kチューナー(または4K対応STB)をご用意頂く事で4K放送受信対応となります。


次にアンテナですが、電機(電器)店から従来のアンテナではダメですよって言われていませんか?

実はBSアンテナはこれまでに3種類出ているとお考え頂き、それにより視聴出来る範囲が異なります。


<1>

アナログ時代に主流だった初期型のBS専用アンテナでは4K(8K)放送は諦め交換を考えましょう。
(単に4K・8K対応アンテナにすれば良いわけではないので、最後までお読み下さい。)


<2>

次にデジタル放送に合わせ登場した110゜CS対応アンテナの場合は、NHKや関東キー局(民放)が放送している番組は<アンテナを変えずに>ご視聴頂けます

ここまで説明してくれる人は親切ですので安心して相談に乗ってもらいましょう。

逆に何が何でもアンテナを交換しましょうって人の話は話半分で良いです。そこから高額な工事の話になります。


<3>

最後登場したのが4K・8K対応アンテナとなります。

有料4K放送や、8K放送受信したい方は<2>で紹介したアンテナでは受信できず、こちらが必須となります。


<1>と<3>のお宅は4K・8K対応アンテナへの交換や新設すれば良いのかというと、残念ながら更なる難関が待ち受けます。


アンテナからテレビやレコーダーまでの<配線ケーブル>、それぞれの<接続端子>、複数台視聴するための<分配器>や<壁面端子>、地上波と混合されている場合には<混合器>・<増幅器>と<分波器>が<全て対応していなければ電波法違反>となり処罰の対象となります。


その為、費用を抑えたいと一部をそのままにすることは許されませんし、工事業者のみならずお客様も処罰の対象となるため、この話をしない業者は付き合いをやめましょう。


交換機器が多い方は、少しでも費用を抑える方法として補助金制度があります。
(技術料や配線は対象外ですがそれ以外の機器に補助金が適用できます。しかし、申請手数料が別途掛かりますので交換機器が少ないお宅はお薦め致しません。)

また対応機器が1箇所のみなら、そこ専用にアンテナを設置、配線した方が安上がりの場合もあるのでは無いでしょうか。

ちなみに<1>の方で有料4K放送や8K放送は不要だから費用を抑えたいと言った場合には数千円アップがご容赦頂ければ<2>と同等の信号しか流さないような部品があり、そうすれば家中の機器を交換する必要が無くなりますので先ずはご相談下さい。

商務省:新4K8K衛星放送を受信するには


(旧ブログサイトから転記)