無線LAN(Wi-Fi)機器の選び方
スマホの普及と共に無線LANの設置をされる方々が増えて参りました。
しかし、いざお店で並んでいる機器を見ると悩みますよね。
数千円のものから数万円のものまで実に10倍以上の差があります。
何が違うのでしょう。
数年前までの高級機は遠くまで届くことが売りでした。
今は多様化しておりますが、お薦めは「MU-MIMO」と書かれているものか、少々高くなるけど「wi-fi6」と書かれているもの。
また、NTT系の光(主にau光やケーブルテレビ以外)で、光電話契約の無いかたは「ipV6」対応もお忘れなく。
ここれらは1万円を切るものも出て来て、お求めになりやすくなりました。
このあたりですと一般的なご家庭で大体大丈夫なのですが、ちょっと大きな住宅になりますと設置場所が重要となります。
どんなものでも設置すれば家全体をカバーすると思われている方も多いのですが、電波にとっての障害物が多すぎるんですよね。
金属と水分は吸収し易く、コンクリートやモルタルは反射し易く、結果的に遮蔽物となってしまいます。
ですので外壁材で鋼板製・モルタル製、断熱材のアルミ箔、網入りガラスや金属製のブラインドなどは要注意です。
区別が難しいのですが普通のガラスは電波が通りやすいのですが、金属皮膜を使用したエコガラス(Low-Eガラス)は電波を通しにくいです。
家の中だけの問題だから外壁とか関係ないでしょ?って思われますが1階天井と2階の床は同じ1枚板ではありません。
なので網入りガラスのお宅では他のお宅と比べて1階・2階間の電波の減衰が大きいのです。
また、使用している人も含めて見えるもの全てが障害物です。
冷蔵庫やTV等の電化製品各種、熱帯魚の水槽、もちろん隣の電話ルーターでさえ例外では無いのです。
少しでも無粋なものは隠したいと戸棚に仕舞い込んでいるご家庭もございますが、これも電波を弱めております。
それらを意識して設置してみて下さい。
それでもダメなら中継機というものもありますが、小型でコンセントに直接設置できる機種はお薦め致しません。
ここでもお薦めは「MU-MIMO」と書かれた親機にも中継機にも使える機種。
「MU-MIMO」は同時に複数の機器とのやり取りが出来ると言うことでスマホ時代にお薦めとなるのですが、それ以上に中継機は正に親機と子機(PCやスマホ等)を同時に通信しなくてはならないものだからです
アンテナも高性能ですしね。
更に農家等の大きめな家となりますと「メッシュWi-Fi」がお薦めとなります。
こちらは中継機2台以上の設置で威力を発揮するのですが、複数機器がそれぞれ喧嘩せずに協力し合うので、親機と離れていても複数台をリレーの様に繋ぎますし、部屋を行き来していてもより効率の良い機器と接続するので途切れにくいのが特徴です。
まぁどんなに良くても「メッシュWi-Fi」の子機は安くないのと設置場所をどうするかがネックでしょうか。
そうそう、中継機を使いたい場所の近くに設置される方がいらっしゃいますが、それは間違いです。
それでは親機・中継機間の通信が遅くなってしまいます。
<電波的に中間>になる場所がベストって事ですね。
(障害物を無視した物理的な中間ではありません。)
電波は見えないものなので多少費用を掛けても専門家の意見を聞きたいと言うのであれば、BUFFALO製の親機か中継器ご利用も条件となりますがWi-Fiカウンセリングを受けるのも一つです。
(https://www.buffalo.jp/service/category/detail/settei-wifi-research.html)
私もこの作業員ですので、お近くの方は直接お問い合わせ下さい。
BUFFALO製だけで無く他社製も含め対応可能ですし、お近くの方なら少しお安くなりますょ