Outlook 添付ファイル名の文字化け
Outlook2016と2019バージョンで添付ファイル名の頭から数文字を除いて文字化けしてしまうと言う不具合が発生しているとのこと。
8月末からと言われております。
厄介なことに全てのメールで起きているわけでは無くサンダーバード(Thunderbird)と言うメールソフトから送られたメールのみが対象だとか。
これを聞くとサンダーバードが悪そうに感じますが、マイクロソフトがOutlookのアップデートを行った際に不具合を作ってしまったのだとか。
Outlookでも旧バージョンの2010,2013では出ておらず、おそらくサポート外の2007でも出ていないと思われます。
元々英語圏のソフトをベースに日本語を含む様々な言語に対応させているのですが、その解釈で誤った処理をしてしまったようです。
(32バイト以上の長さのファイル名が日本語に訳されていないと言った不具合です。)
暫定的な対応策しかありませんが、相手にお願い出来るならばファイル名をローマ字でも良いので半角のアルファベットにしてもらうか、日本語なら13文字以下に抑えてもらいましょう。( 13x2 +5 = 31文字で収まるはず)
お願い出来ない場合には、アップデート前に戻し、念のため自動更新を止めておく事になりますが簡単ではありません。
アップデート前に戻す方法
・コマンドプロンプト(なぜかWindowsPowerShellではNG)を管理者で起動し下記の「カギ括弧」内を実行。(コピペ可)
「"%Programfiles%\Common Files\microsoft shared\ClickToRun\officec2rclient.exe" /update user updatetoversion=16.0.13029.20344」
それでもダメならこちらも試して下さい。
「"%Programfiles%\Common Files\microsoft shared\ClickToRun\officec2rclient.exe" /update user updatetoversion=16.0.13001.20266」
・念のため[アカウント] → [更新オプション] → [更新を無効にする]と設定してアップデートを停止しておく。
新規に来たメールから対応になります。既に届いた不具合ファイルは直りません。
正しいファイル名が知りたい場合には「URLデコード」で検索してみてください。
(私は「https://tech-unlimited.com/urlencode.html」を利用しました。)
<2020-11-04 Update>
2020年11月下旬に修正アップデートが配信されるそうです。