メレリオ・ディ・メレー行ってきました
新宿伊勢丹、最近西新宿界隈が多くて久しぶりです。
こんなに広かったかしら?
1Fのジュエリーエリアもダークブラウンでまとめられ風格あり(ただブランド違いがわかりづらい、伊勢丹であることが大事なのでしょうね)、奥のコスメエリアからの香水のにほひがいっぱいです。
目当ては1Fにあるザ・メーンステージ。
3月7日まで公開されている、メレリオ・ディ・メレーの特別展示があるのです。(こっそり写メ)
現存するジュエラーの中で最古の歴史を持ち、ナポレオンやマリーアントワネットからのオーダーされたり、そのオーダーの一部の書類?も今回もちらっと見られました。
展示数としては少ないですが、アンティークジュエリーのデザイン、エナメルの使い方、美しい宝石やダイヤのカット、その留めや繊細な仕立てにはつい見とれました。
今回のアイコンとなっている、このピーコックブローチ。
(いただいたチラシを写メ)
1867年パリ万博の出品コレクションの中で好評を博したもので、メディナ・コエリ侯爵夫人が購入。このブローチは皇后ウジェニー(1853年フランス皇帝ナポレオンIII世と結婚し皇后となる)の目にも留まり、セカンドヴァージョンをオーダーしたそうです。
ファッションとジュエリーを愛好していた皇后ウジュニーは第二帝政時代の18年間、毎週のようにメレリオを訪れていたそう。
大ぶりのブローチですが、中心のエメラルドから広がりルビーの外側もまたエメラルド、その部分の地金はK18でこの部分を取り外し、ペンダントトップにもなるように仕立てられていました。
唯一後ろも見える展示なので、ぜひご覧ください。
写真はありませんが、ターコイズのティアラは全て分割され組み立てられていますが、ブローチや他のアイテムに使える仕様になっています。
王侯貴族、ドレスの時代だからのジュエリーですが、単なるろう付けなどではなくネジなど、組み立てるための細部までこだわった作りはまさに職人技があるからこそ。
なのでお修理やメンテナンスもできるのです。一生もののジュエリーですね。
まるで時計の感覚かもしれません。
今日は別件がとってもラフラフだった上にマスクもしていたので、スタッフの方へいくつか質問しましたが怪しかったでしょうね・・・
新宿伊勢丹に行くときには、ちょいオシャレめがオススメです(笑)