鳥取県立美術館‼
2017年3月3日、鳥取県教育委員会は、倉吉市営ラグビー場を鳥取県立美術館の建設予定地に選んだそうです。
「鳥取県教育委員会の判断を尊重する」と繰り返し述べてきた平井知事が、建設予定地を倉吉市営ラグビー場にする考えを県議会に表明し、議会が関連予算(調査費など)を認めれば、倉吉市営ラグビー場に決まるみたいですよ!
(* ̄∇ ̄)ノ倉吉市民ののんきーには、朗報。
ちなみに、美術館の着工は2021年度、開館は2024年度予定とのことです。
(工程表案を見ると、建設工事が2021~22年度で、2023年度は「乾燥期間」にあてられています。さすが、美術館ですね!専門的でカッコいいです。)
もし、倉吉市営ラグビー場に鳥取県立美術館が出来ることになったら、倉吉市への経済的・文化的刺激は計り知れないと思います。
(ただし、その刺激をどう生かすかは、倉吉市しだい。)
また、のんきー的にも、隣県の島根県立美術館さん並みに興味深い展覧会を倉吉でしてくれたら、大変うれしいですヽ( ̄▽ ̄)ノ
(個人的には、ホントは動物園の方がもっとうれしかったけど‥)
倉吉に決まりそうな流れは、とってもうれしいのですが、他の候補地でなくて、本当に倉吉で良かったのかと考えると、少し微妙な気持ちにもなります(・・;)
現時点で、いくつか整理しておきたいポイントがあるので少しまとめてみました。
(あくまで、のんきーの気持ちの中のポイントです。)
1. 鳥取市でなくていいのか?
そもそも、今回の県立美術館の計画は、鳥取市にある「鳥取県立博物館」の美術分野を移転させようとして、始まったはず。
つまり、鳥取県立博物館の美術館としての機能が独立したものが鳥取県立美術館なので、鳥取市に出来たら、博物館と美術館が並び立つことになり、整合性があり気持ちいい気もします。県東部の人は、今まで通り東部に美術館機能を残すという意味で、当然新しい美術館も東部に建設されるべきと考えると思います。
また、集客という観点から考えてみます。
鳥取市は、鳥取県の県庁所在地であり、県内では人口規模も一番大きいです。
さらに、立地あるいは道路網的に、京阪神からの集客も期待できます。
(もっと言うと鳥取市には空港もあります。)そして、近隣の観光地や観光施設との連携により、集客面における相乗効果も期待できるかもしれません。
のんきー的考察
県立美術館計画の経緯を考えると、確かに鳥取市に出来るのが一番スッキリしてるような気もしますし、東部在住の方の気持ちもわかりますが、倉吉在住ののんきー的には絶対に鳥取市じゃないといけない必然があるとまではいかない気がします。
(自分勝手な意見ですみません。)
また、確かに鳥取市は人口規模が大きいけれど、のんきーは県立美術館はまず第一に全県民のためのものであると考えるので、県の東の端に出来るのには抵抗があります。
また、県外からの観光客を含めた集客についても、県立美術館は第一に全県民のためのものであると考えるのんきー的には、優先順位が低くなります。
(予算規模的に、ホントに京阪神からも集客が期待できる魅力的な企画展が開催できるか、という問題もあります。)
のんきー的にまとめると、もし鳥取市に決まったとすればそれはそれでありだけど、特に県西部の人からすると縁遠いままになっちゃうから良くないと思うよ、って感じです。
2. 北栄町でなくていいのか?
全県民のための美術館と考えるなら、県の地理的な中心に位置する中部を建設予定地とするのは妥当だと思います。
それでは、中部のもう一つの候補地である、北栄町の旧鳥取県運転免許試験場跡地はどうでしょうか?
試験場跡地は、JR山陰線由良駅近くにあります。
試験場跡地には、現在は巨大迷路が設置されていますが、美術館が出来るならば、邪魔にならないところに引っ越してもらっても良さそうですね(*´ω`*)
そして、旧試験場跡地は、(将来的には北条道路として開通予定の)山陰道に近いです。
(現時点では、近くにある大きな幹線道路は国道9号線北条バイパスですが、車の流れはいいです。)
道路的には、倉吉と比べて明らかに便が良いと言えるでしょう。
倉吉市営ラグビー場までは、たとえば米子市役所からは1時間と少しかかりますし、鳥取市役所からも1時間程度かかってしまいます。
北栄町までなら、倉吉市営ラグビー場までの時間引く15分位で着きますからね。
旧試験場跡地に隣接した部分に、建設中の建物がありました。
ベイカリー&カフェ、喫茶店、ジェラート屋さん、コナングッズのショップなどが入るみたいですよ。
なんと3月18日オープンらしいです。
知らんかった!楽しみですね。
モーニングあるかな?
のんきー的考察
確かに、道路的な交通の便は、北栄町が優れており、非常に大きな要素です。
ただし、鉄道交通を考えると、JR由良駅(コナン駅)には特急が停まりません。
さらに、北栄町は大きな町ではないので、美術館客が観賞後に近くで昼ごはんでも食べようかと思った時に、飲食店の選択肢がどうしても限られちゃうかもしれませんね。
(米花商店街が出来ても状況はあまり変わらないと思います。)
のんきー的にまとめると、車での交通の便はよいけれど、県立美術館を置くには、町が小さ過ぎるかも、って感じです。
そして、新しく県立美術館が北栄町に出来ると、すぐさま物騒な事件が起こりそうです。
館内での殺人事件か怪盗キッドによる絵画盗難が必発です!気をつけて!
3. ラグビー場どうなる?
倉吉市営ラグビー場に鳥取県立美術館が建設される場合、当然ラグビー場はなくなります。
街中にあるこのラグビー場は、芝生のグラウンドを持つ立派な施設です。
また、大きな駐車場やキレイなトイレも併設されており、便利です。
週末には必ずと言っていいほど、ラグビーかサッカーが行われています。
このラグビー場がなくなると困らないでしょうか?
のんきー的考察
現時点では、倉吉市内には市営ラグビー場以外に、芝のラグビー場はないそうです。
(ラグビー協会の方も心配しておられるそうです。)
のんきー的にまとめます。
倉吉市はラグビー及びサッカー愛好者達からラグビー場を奪うことになるので、市は責任を持って、代替ラグビー場を準備しなければなりません。
当然、そのための予算が必要になりますけど。
2017.3.8追記
ブログアップ後に入った情報によると、倉吉市は代替ラグビー場については市が責任を持って整備する方針との事。
安心しました。
ちなみに、ラグビー場北側の広大な芝生スペースは史跡なので、舗装したり建物たてたりは出来ないんだそうです。
北側のスペースが県立美術館の駐車場にならないんなら、ラグビーのゴールポストだけなんとか建てさせてもらって、代替ラグビー場に出来ないものでしょうか?
安くできそうだけどなあ。
また、ラグビー場は市から県に無償譲渡される方針らしいですよ。
4. 倉吉博物館に美術部門もあるけど?
倉吉市には、倉吉市立の倉吉博物館があり、倉吉博物館にも美術館機能があります。
人口規模が大きくない倉吉市に美術館機能を持った公立の施設が2つもあることになるのは過剰でしょうか?
のんきー的考察
県立の施設と市立の施設では、目指すものが違うはずです。
倉吉博物館は、もう一度自らの存在意義を明確に自覚し、今まで積み重ねてきた、毎年春の企画展や、日本画の菅楯彦大賞展、洋画の前田寛治大賞展などの独自の取り組みを続けていけばいいと思いますよ。
また、県立美術館の企画展に倉吉博物館がたまにコラボなんかすると、集客的な相乗効果も期待できるかもしれません。
のんきー的にまとめます。
倉吉市に美術館機能を持った公立の施設が2つあることになっても、各々違う成り立ちと思想の施設なので、過剰ではないと思います。
倉吉市民は、せっかく恵まれた環境になるのだから、これを機に県立美術館はもちろん、倉吉博物館にもこれまで以上に足を運んで、できるだけたくさんの芸術作品に接するべきと考えます。
いかがでしたでしょうか?
備忘録的に現時点で気になるところをまとめてみました。
倉吉に住んでいて倉吉に県立美術館が出来て欲しいのんきーが、倉吉に決まっても他の候補地に対して申し訳ない気持ちにならなくてもいいんだよ、と自分を納得させるための我田引水的な文章でした。
我ながらめんどくさい奴ですよ。
またまた倉吉の人にしか興味を持ちようのない話を長々としてしまいましたね(^_^;)))
しかし、ホントに倉吉に決まるのでしょうか?
にわかには信じがたい気もします。
まさかのどんでん返しはないですよね(・・;)
あと、もし建設するのなら、鳥取県立倉吉未来中心みたいに、震度6弱で数ヶ月間使用不能になるようなヤワな造りにはしないで下さいm(__)m
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