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daiyuuki 全身当事者主義

シンデレラ アマゾンオリジナル版はダイバーシティの価値観にバージョンアップしたミュージカル映画

2021.09.05 14:26

主人公のエラ(カミラ・カベロ)は、いつかドレスデザイナーとして成功したいと夢見ている女性。

しかし現実の彼女は、親を亡くし、継母(イディナ・メンゼル)や継姉に虐げられるみじめな生活を送っていた。

そんなある日、継母に隠れて密かに自作のドレスを市場で売ろうとしていたエラは、平民の服装に変装したロバート王子(ニコラス・ガリトゼイン)にドレスとエラの自分の夢を実現しようとするバイタリティに惹かれて、エラにエラが作ったドレスを買ってくれる金持ちか王族を紹介する約束で舞踏会に誘う。

世継ぎを産むお妃候補をロバート王子に見つけるため、ローワン国王(ピアース・ブロスナン)の命でお城で舞踏会が開かれることになり、エラは自分の作ったドレスを着て出かけようとするが、金持ちのトーマスにエラを嫁がせようとする継母は、エラのドレスを汚してしまう。

途方に暮れるエラを救ったのは、エラが育てた毛虫から蝶になったファビュラス・ゴッドマザー(ビリー・ポーター)だった。

魔法でドレスと馬車を仕立ててもらい、エラは舞踏会に参加して、エラのドレスを気に入ったタチアナ女王から女王付きのドレスデザイナーになることを提案される。

舞踏会でロバート王子からプロポーズされたエラは、ロバート王子との愛か女王付きのドレスデザイナーか悩む。

お馴染みの御伽噺「シンデレラ」を、「ピッチ・パーフェクト」のケイ・キャノンが、監督脚本で大胆にミュージカル映画化。

今回のシンデレラは、自作のドレスを売る店を夢見る野心と諦めないタフなメンタルの持ち主。

ロバート王子は、堅苦しい王室のしきたりから自由になりたがっている。

ロバート王子の妹グウェン王女は、ロバートより世継ぎに相応しいと家臣に言われてるのに、世継ぎは男子優先というしきたりのせいで、王位継承権を得ることが出来ない。

エラやロバート王子が、自らの意思を貫くことで、傲慢なローワン国王に従うだけだったベアトリス王妃はローワン国王に初めて逆らいロバート王子やエラを後押しして、エラとロバート王子がハッピーエンドになる展開は、差別や自由を縛る形骸化したルールを無くそうというダイバーシティ時代の「シンデレラ」。

エラを演じるカミラ・カベロや継母を演じるイディナ・メンゼルなどミュージカルやボーカルグループ出身の、マドンナやクイーンやジャネット・ジャクソンなどのヒット曲やオリジナル曲を熱唱するミュージカルシーンが楽しいミュージカル版シンデレラ。

「人生は楽しむもの。だから恐れないで」

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